サブカルチャーの聖地と言われる、東京・中野ブロードウェイ。その言葉が示す通りに、フィギュアをはじめとする玩具や古書、アイドルの写真集からアニメの原画まで、ありとあたゆるジャンルの商品が取り扱われている。それだけでなく、食品から日用雑貨、ファッション雑貨なども充実していることをご存じだろうか?
なかでも衣服は豊富であるだけでなく、格安で提供されているから驚きだ。もし1000円あったら、どのような服を調達できるのだろうか? 中野ブロードウェイ1階にある紳士服販売店「キクマツヤ」はTシャツ最安値で200円で提供している。ここで1000円で商品を購入してみた。
・値段を少し上回る価値
お店には、数百円で購入できる衣類が数多く取り揃えられている。先にも述べたように、もっとも安いTシャツは200円。次いで品数が多いのは380円のTシャツだ。値段に見合う価値、いや値段をわずかに上回る価値の商品が所狭しと並べられている。
・良心価格
今どき数百円でTシャツを販売しているお店も珍しい。大手の量販店にいけば、少なくとも1000円くらいは出さなければならないだろう。もしくは1000円で3枚セットになった白地のTシャツがいいところである。そう考えると、200円Tシャツはかなり良心的と言えるだろう。
・処分品なのか?
1000円以内という予算のなかで、私(記者)はできれば上下を揃えたいと思い、200円Tシャツを2枚チョイス。というか、200円のTシャツは2種類しかなかった。ひとつが坂本竜馬をデザインしたもの。もうひとつが宇宙戦艦ヤマトのデザインである。いずれも、どこかで余った品であることが想像できる。販売時期を逃したのか、200円という格安価格で提供することになったのだろう。
・480円のショートパンツ
この2品と480円のショートパンツを選んだ。残念ながら、パンツ類はこれ以上低い値段のものがなかった。Tシャツよりもパンツの方がコストがかかることは、容易に考えられる。とはいえ、500円でお釣りがくることを思うと、こちらもかなり良心的価格ではないだろうか。
・外出しても問題ない
こうして、夏にふさわしい上下を1000円以内で手に入れたのである。実際に着てみたところ、部屋着にするのに遜色ないレベルだ。いやもしかしたら、外出しても問題ないだろう。まさかこれらが1000円以下とは、誰も気づくまい。とにかく、中野ブロードウェイに行ったら、フィギュアや古書だけでなく衣類のチェックも怠らないように。大手量販店よりも格安で衣類をゲットできるかもしれないぞ!
・今回訪問した店舗の情報
店名:キクマツヤ
住所:東京都中野区中野5丁目52‐15 コープブロードウェイセンター 1F
営業時間:10:00~21:00
定休日:無休
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼今回の戦利品、左がショートパンツ。右がTシャツ2枚
▼ショートパンツ480円。メッシュで涼しい
▼宇宙戦艦ヤマトのTシャツ、200円
▼坂本竜馬のTシャツ、これも200円
▼着てみるとこんな感じ。部屋着なら問題ない。外出しても1000円以内とは気づかれないだろう