タイのビールといえば、シンハービールが有名である。1933年にタイで生まれ、王室にも認められた由緒あるプレミアムビールだ。ラベルに刻まれた獅子のマークでご存知の人も多いことだろう。現地ではシンハーの生ビールが飲めるが、日本ではオペレーションの問題などがあり、取扱店は極端に少ない。
日本ではビンでしか飲んだことがない人のほうが多いはずだ。かくいう私もその一人。だが、シンハーの生ビールが飲めるお店が東京・湯島にオープンしたという……。行くしかねーだろ! というわけでシンハーの生ビールを提供する、サイアム食堂に行ってきたぞ!!
・タイ風バルのようなおしゃれなお店
サイアム食堂は2014年7月にオープンしたばかりの新店だ。湯島の春日通り沿いにあるから、すぐに見つけられるだろう。すぐに見つけられるだろう。1階はカウンターがむき出しに解放されていて、さながらタイ風バルといった感じのおしゃれな造りである。そのカウンターの上に、神々しいシンハービールのサーバーがあった!
・アローイ! シンハーの生ビール!!
二階席に通され、さっそくシンハーの生ビールを注文した……。待つこと数分で、黄金色のシンハービールがやってきた! おお、グラスまでシンハー柄ではないか! 初めて見たぞ!! はやる気持ちを抑えつつ、一口飲んでみると……!
プッハーーッ! うまい!! シンハーならではのスッキリとしながらスパイシーな味わいは、生ビールでも健在だ! ビンでもおいしいが、生でもまた格別! この日は蒸し暑かったので、なおさらアローイ(タイ語でメチャウマの意味)だった!!
・タイウィスキーもある
もう一つ、私(筆者)が注目したのは、タイウィスキー・メコンである。独特のクセがあるタイウィスキーも、たまに体が強烈に欲するのだ。ソーダ割りのハイボールにしていただいたが、こちらもアローイである! 舌と脳が同化し、私の目には確かに、かつてタイで見たチャオプラヤー川が見えたのだ!!
・適度に日本ナイズされた料理
料理の種類も豊富だ。現地感バリバリのテイストではなく、適度に日本ナイズされた味である。タイ料理の経験が浅い人でも、口に馴染みやすい人が多いだろう。特にオススメは、パッポンカリーだ。魚介とたまごのカレー炒めで、甘めの味付けがOCです! ぜひ、タイのもち米、カオニャオと食べてほしい。
タイ人の方が調理しているので、その他に頼んだ料理もほぼハズレなしの出来であった。一点、パクチーサラダだけ、もっとパクチーパクチーしていてもいいと感じたくらいだ。多くの場合、タイ料理屋でパクチーの名が付く料理をオーダーするときは、目一杯のパクチー感を期待しているのである。
・この夏はシンハーの生ビールで決まり!
価格も良心的で、お店の雰囲気も良いタイ料理屋ができたことは、タイ料理を愛するものとして非常に喜ばしい。しかもシンハーの生ビールが飲めるなんて……! タイ料理好き、シンハービール好きな人は要チェックだ!!
調べてみると都内には数店舗、シンハーの生ビールを提供しているお店があるとのことだった。この夏は、スッキリとスパイシーなシンハーの生ビールで、ジメジメとした暑さを吹き飛ばそう!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 サイアム食堂(Facebook)
住所 東京都文京区湯島3-34-9
時間 17:00~翌04:00
休日 日曜・祝日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼バル風の造り。
▼神々しいシンハービールのサーバー!
▼これがシンハーの生ビールだ! グラスまでシンハー柄だぞ!!
▼タイウィスキー・メコンのソーダ割り。独特のクセがイイ!
▼“パクチー感” が若干足らなかったパクチーサラダ。
▼パッポンカリー! うまい!
▼タイのもち米、カオニャオもお忘れなく。
▼エビのすり身の揚げ物、トートマンクン!
▼焼きナスのサラダ! アローイ!
▼春雨の炒め物、パットウンセン!
▼サイアム食堂だ!