かに道楽やグリコなどの巨大な看板が立ち並ぶ大阪・道頓堀。通りの両サイドには様々なジャンルの飲食店や土産物店が軒を連ねていて、観光客を含め多くの人で1年中賑わっている。おそらく「どの店を選んだらいいか分からない」と思う方も少なくないだろう。

そこで紹介するのが、タイ料理の名店だ。大阪らしさは皆無だが、だからこそメチャメチャ美味しいのにそこまで混雑していない。全国に約800店舗あるタイ料理レストランの中から「究極の10店舗」に選ばれた実力店。同店のランチバイキングが最高にオススメである!

・クンテープ道頓堀本店

お店の名前は「クンテープ道頓堀本店」。グリコの看板で有名な戎橋(えびすばし)から歩いて1分もかからない場所にある。大きな看板に気を取られてスルーしてしまわないように。タイ国政府認定のタイ料理レストランはすぐそこだ。

看板曰く、クンテープは「大阪道頓堀で25年、本格タイ料理の神髄が味わえるレストラン」で、とくに人気なのがタイカレー・トムヤムクン・タイ式焼きそばなど約15種類の料理が楽しめるランチバイキングである。さあ、お店は地下にあるぞ。

料金は平日1380円、土日祝1680円。土日祝がちょい高くなるが、公式サイトにある通り、必ず何かしらのフェアが開催されていて選べる料理の数も増える。私が訪れた週末には「タイご飯フェア」をやっていて、ガパオライスやタイ式炒飯などがテーブルに並んでいた。

本格タイ料理のバイキングってだけで最高なのに “タイ国政府認定店” ならもう間違いないだろう。お米はタイの最高級米「ジャスミン米」を使っていて、SINGHA(シンハー)やChang(チャーン)といったタイビールも楽しめる。

ちなみにタイ国政府認定レストランとは、本場の味付けを再現していることや、タイらしい雰囲気及びサービスを提供しているのは当たり前。シェフがタイ料理のシェフとして訓練を受け経験を積んでいることなども求められるという。

料理はどれを選んでも文句なしでうまい。バイキングだからって調子に乗ってタイ式炒飯、焼きそば、カオマンガイ、豚肉の黒胡椒炒めなどをガッツリ食べた後に……

グリーンカレーや鶏肉の生姜サラダ、さらにデザートまで一気に食べまくってしまった。時間制限は90分だから思う存分楽しめるぞ。

しかも地下1階にあって入口も狭いのに、店内は60席と広々しているのもポイント。週末のランチタイムでも並ばずにバイキングを楽しめたので覚えておくといいだろう。機会があればぜひ足を運んでみてほしい。


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名クンテープ道頓堀本店
住所:大阪市中央区道頓堀1-6-14 平松扇屋ビルB1
時間:11:30〜15:00 / 17:00〜23:00(月〜金) 11:30〜23:00(土日祝)
休日:年中無休

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.