暑い南国、沖縄・石垣島で放置しても溶けなかったチョコ『ベイク』。何としてでも溶かしてやろうと、わざわざ石垣島へ行ったのに溶けなかったのは、一生の不覚。。。不覚すぎて切腹したいレベルである。
だが、切腹して死ぬのも嫌なので、今回は日本を超え、世界でもトップクラスに暑い灼熱の大地『アメリカ・デスバレー』でベイクを溶かすことにした。
石垣島には勝利したベイクも、ワールドクラスの暑い場所ではさすがにトロントロンになってしまうだろう。ベイクはついに溶けてしまうのか? 衝撃の結果はこうだ!
・デスバレーの中でも最高に暑いポイントの1つを目指す
“死の谷” デスバレーは、周囲を山に囲まれた砂漠の盆地だ。そこに入れば、いや、その周囲でもとにかく暑い。信じられないくらい暑い。だが、今回は何としてでも『ベイク』を溶かすために、デスバレーの中でも最高に気温が高くなると言われているポイントで実験を行うことにした。
その場所とは、「バッドウォーター」。名前からして、とにかくヤバそうだが、「バッドウォーター」は、海抜約マイナス86m。西半球で最も海抜が低い地点としても知られている。デスバレーを砂漠のすり鉢に例えるなら、その一番底に当たるポイントだ。
・熱風が吹きすさぶバッドウォーター
ラスベガスから砂漠を越え、デスバレーに入ってバッドウォーターにたどり着いたものの……車外に出るのも辛いほどの強烈な暑さだ。温度計は摂氏約44℃を指していたが、熱風が吹きまくっているため、もっと暑いように感じられる。間違いなく、今まで体験したことのない領域の気温だ。
・紙皿に『ベイク』を置いて放置
気力を振り絞り、『ベイク』を持って車外へ。バッドウォーターに降りた。この辺りは、かつて海の底だったため、大地が堆積した岩塩で覆われている。そこに、『ベイク』を置いた紙皿を設置。その数分の作業で汗が吹き出した。おまけに、あまりの高温で所持したカメラのうちの1台が動作不能に。『ベイク』以前に記者とカメラが、日差しと熱風で溶けそうだ。
さすがにこの暑さなら、『ベイク』が負けてしまうに違いない。ところが……全く溶けそうな気配がないのである。数十分間置いてみたが、表面が溶けそうな気配さえも感じられない。
・食べて確かめてみた
そこで、今度は『ベイク』を手の上に。少しでも溶けたら、ベタッとした感覚で気づけるはず。しかし……何分待っても、手の平でコロコロ転がせる状態だ。
これではラチがあかない。もしかたら、溶けていないのは表面だけで、中の成分はトロントロンになっているかもしれない。ということで、食べて確かめてたが……結論から先に言うと全く溶けていなかった。
認めたくはないが……認めたくはないが……完全に『ベイク』の勝利である。
・観光客にも食べてもらった
折角なので、周囲にいた観光客にも食べてもらったぞ。味はなかなか好評! 勝負には負けたが、『ベイク』がきっかけで、色々な国の人と交流できたので、良しとするっ!!
参考リンク:ベイク
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼絶対に溶けないチョコ『ベイク』vs 灼熱の地「アメリカ・デスバレー」の動画ドキュメント
▼『ベイク』を持って出発!
▼成田から
▼ラスベガスへ
▼市街から乾燥した砂漠地帯が広がる
▼この道を行けばデスバレーだ
▼砂漠の中をひたすら走る
▼デスバレーの入り口が見えてきた!
▼ビジターセンターの中にはこんな貼り紙も。メチャクチャ暑そうだ
▼とにかくどこも暑い!!
▼はたしてベイクを溶かすことはできるのだろうか……ドキドキ。
▼目的ポイントのバッドウォーターだ
▼車の温度計は摂氏約44℃
▼ここにチョコを数十分置き
▼手の平にも置いてみたが……溶けなかったのだ!
▼オランダから来たという観光客にも食べてもらい……
▼バイク野郎にも食べてもらった。「ジャパニーズチョコレートはこんなトコでも溶けないのか!アメージング!」と言っている気がした。