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以前、ロケットニュース24では台湾の激アツ イラスト集『制服至上』を紹介した。タイトルの通り、台湾女子高生の制服を集めたものだ。ボタンの上の校章からスカートのひだの数も忠実に、果てはすでに失われた日本統治時代の制服まで収録というこだわりぶり。

日本でも輸入図書として扱われていたが、制服や校則の解説がオール中国語なので細かい部分がわかりづらいという面もあった。「まぁ、しょうがないよね」と思っていたら……いつのまにか日本語版の発売が2014年7月16日決定していたらしい! 国境を越えて制服美少女絵がクルーッ!

・台湾絵師による制服美少女イラスト集

このイラスト集を手がけたのは台湾の絵師「蚩尤(しゆう)」さんだ。彼が描く生き生きとした少女や、その背景の歴史的建造物など見ているだけで、うっとりしてしまう。

見るものを魅了するのは彼の画力だけではない、その情熱だ!! 2年以上の歳月をかけて、綿密に制服を取材・研究し、それを繊細なタッチで2次元に再現しているのだ。そのこだわりをおさらいすると……

1.校則どおりの着こなし
2.髪は染めない
3.パーマをかけない
4.化粧をしない
5.アクセサリーをつけない
6.胸の谷間を出さない

……ッ!! 何度見ても心に響くこだわりである。世にあふれるいろいろなものに喝を入れたくなる。喝だ、喝ッ!

・日本語の解説が衝撃的

作者の信念はよーくわかった。さらに、サンプルで公開されている「桃園県立観音高級中学」の日本語解説を見てみると……

「襟元にあるのは飾りボタンで、襟とシャツは一体化して取り外しできない」
「紺地のチェックのスカートは左寄りに三本のみひだがあり、ふたつのホックでウエストの調整ができるようになっている」
「靴下と靴は自由で黒のハイソックスに革靴をあわせるのが一般的」(マイナビブックス 商品ページより引用)

改めて見るとかなりの衝撃解説である。取材中に変質者と間違われそうになったというエピソードも妙に納得だ。

・作者「北の隣国に住む友に紹介できることに、うれしく心躍り、光栄」

今回の日本語版の発売にあたり、蚩尤さんは本の中でこう語っているそうだ。

「台湾の制服文化を、北の隣国に住む友に紹介できることに、うれしく心躍り、またこの上なく光栄に思います」

「本書は、台湾史上初めて女子高生の制服をテーマとしたイラスト集です。収録した作品は、制服に施される氏名の刺繍、ボタンのデザイン、スカートのチェック柄から、着用方法に関する校則まで、すべてにおいて綿密に表現しました。さらに、日本統治時代からの流れを汲む百年近い歴史をもつ制服も収録しました。そのほか、もとより多くはありませんが、台湾の名所旧跡も見られるはずです」(リリースより引用)

蚩尤さんは、美少女絵師としても知られているが、台湾の旧跡をノスタルジックに描くことでも評価されている。そういった意味でも資料としてとても興味深いと言えるだろう。輸入版は早々に品薄になった経緯があるので、確実に早く手に入れたい人は予約をした方がいいかもしれない。

・第二弾もすでに始動か!?

今回、日本語版が発売となった『制服至上』では、主に台湾北部の高校ついて描かれている。現地での発売の際に「描ききれなかった分は、今後、補完していきたい」と、していたが、すでに南部編のプロジェクトも始動しているようだ。

現在、台湾の出版社サイトでは、南部編に収録する制服のネット投票が行われているぞ。この投票を通して、澎湖諸島を含む嘉義以南の学校から50校が選ばれるのだそうだ。早くもこちらにも期待である。

参照元: マイナビブックス蚩尤さんのブログ蓋亜文化(中国語)
執筆:沢井メグ

▼『制服至上』の日本語版がついにクルーッ(こちらは台湾版)
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▼日本語版もやけに詳しい制服や校則の解説は健在!
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▼現代の制服も可愛いが(こちらは台湾版)
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▼日本統治時代のクラシカルな制服も必見である
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▼台湾では「うちのバーチャンがこんな可愛い制服を!!」と感動した人もいたとか(写真は台湾版)
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▼出版元のマイナビブックスで予約するとポストカードがもらえるらしい。ちなみに価格は2700円だ