日本の学校制服は可愛い。文句なしに可愛い。ひとつのカルチャーとして世界も認める可愛さだ。
だがしかし!! 制服を語る上で忘れてはいけないのはお隣・台湾! 台湾の制服もバリエーション豊かでそれはそれは可愛いのである。そんな台湾で、女子高生の制服を集めた図鑑が完成したという。その名も『制服至上‐台湾女子高生制服選』である!
・『制服至上‐台湾女子高生制服選』
『制服至上‐台湾女子高生制服選』は、2014年1月22日に台湾の出版社・蓋亜文化社から発行された書籍だ。イラストレーターの蚩尤(しゆう)さんによるイラスト図鑑である。フルカラーイラストで、台湾の51校の女子高校生の制服が紹介されている。
・校章、ボタンの模様、スカートのひだの数まで忠実に再現!
実は、このイラスト集が大変な話題を呼んでいるのだという。それは、蚩尤さんの異常なまでのこだわりだ。綿密な取材の結果、描かれた少女の服をグっと拡大してみる。すると、胸の校章や小さなボタンの模様まで、非常に忠実に描かれているのだ。
スカートのひだの数や、縫い目、切り替えも本物の制服と同じ! 女子高生への取材中には不審者がられることもあったそうで、資料集めには苦労したという。そこまでしてこだわって作られたのだと思うと、目頭が熱くなる。まさに現実の制服が、そのまま2次元になったと言っても過言ではないだろう!!
・こだわりぬかれた6つのポイント「校則どおりの着こなし」「黒髪のすっぴん少女」
描かれた少女たちは、どれも爽やかで、生き生きとし、そして透明感いっぱいだ。それは、イラスト化にあたりこだわられた6つのポイントのせいかもしれない。
1.校則どおりの着こなし
2.髪は染めない
3.パーマをかけない
4.化粧をしない
5.アクセサリーをつけない
6.胸の谷間を出さない
蚩尤さんは、これを徹底することで、若さあふれる青春期の少女を描き出したそうだ。
・日本でも発売してほしい!
現地の制服のほか、鼓笛隊やソフトボールなど部活のユニフォーム、そして1895~1945年の日本統治時代の制服も収録されているという。資料としても大変興味深いと言えるだろう。なお、今回の図鑑には台湾全土の高校が収録されたわけではない。描ききれなかった分は、今後、補完していきたいとのことである。
熱い思いが詰まった1冊であることは間違いない。これは是非とも現物を手にとって確認したいところだが、今のところ台湾現地でのみの販売だ。価格は、399台湾ドル(約1400円)。日本の書店経由で取り寄せるとなると、2倍以上の価格になっちゃうんだよなぁ……。是非とも日本の出版社でも発売してほしいものである。
参照元:ET Today、Facebook 蓋亜文化、蚩尤さんブログ(中国語)
執筆:沢井メグ
▼台湾51校の女子高校生の制服が集められた『制服至上‐台湾女子高生制服選』
▼う、美しい……!
▼こちらがイラストを拡大した図。ボタンやスカートの模様など細部にわたって描かれているぞ
▼先生……この図鑑が欲しいです……!