球場の雰囲気を味わいながら食べる「球場メシ」は格別。中でも神宮球場のカレーやマツダスタジアムのカープうどんはおいしいと評判である。しかしその一方で食に不遇な球場も存在する。
プロ野球ファンであればご存知かもしれないがそのひとつが「福岡ヤフオクドーム」だ。しかし! きっとこだわりのある球場メシがあるに違いない!! ということで実際に球場へ足を運んで食べてみた。その名も「秋山監督弁当」。男の中の男が認めた一品である。
・まずは散策
福岡といえば真っ先に思い浮かぶのは「とんこつラーメン」だが、今回の目的は球場メシ。しかし至高の一品を求めて球場内を散策するものの、メガネにかなうものが一向に見当たらない。
そこで人だかりができている店舗を捜索する作戦に変更。ファンの舌は素直であり、おいしいものを求めているはず。そんな自然の摂理に従い、再び球場内を巡ってみたところ……試合開始1時間前にもかかわらず、人だかりができている店舗を発見したぞ!
・こだわる男が認めた弁当
お店の名前は「鷹の弁当」。いわゆる選手がプロデュースした弁当を販売しているお店だ。どこの球場でも見かけるタイプのため、別を探そうとしたがひとつのキャッチフレーズが筆者(私)の心に突き刺さる。
「こだわる男」秋山監督が認めた弁当。……完全に気に入ってしまった! ブレない采配をする秋山監督が認めたのであればおいしいのは当たり前。これしかねぇ! いや、これしかなかろうもん!!
・思わぬところでトリプルスリー
ベテラン店員さんに聞いたところ、売れ筋もトップクラスということで完全に購入決定。「秋山監督弁当(1300円)」と、いざご対面すると、おぉ……これは……! なんと9等分された中にご飯が3枠。現役時代にトリプルスリー(シーズン3割30本塁打30盗塁)を達成した秋山監督を彷彿させる作りではないか!
そして秋山監督の出身地・熊本の名産である「馬肉」に「このしろ」といったように地域の特色もキッチリ現れており、監督の好みであるという「焼肉」、「たこ煮」もついていた。
・いざ実食
お腹を空かせていたこともあり、早速食べてみたのだが、監督が認めただけにウマい! トリプルスリーを達成しただけではなく、守備もハイレベルでこなした監督のように隙がないラインナップで食が進む。
特に「馬肉コロッケ」と「焼肉」は、よりご飯がおいしくなる味付けとなっており、すぐに平らげてしまった。もう少しご飯があってもよかったが、そこを埋めてくれたのが「いきなり団子」。ガツンとパンチの効いたボリュームで満腹にさせてくれたぞ。
……以上が「秋山監督弁当」である。球場へ足を運んだ際は、自分自身の「球場メシ」を探し、観戦と合わせて堪能してみてはいかがだろうか。それが新たな楽しみになること間違いなしだ!
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼あいにくの天気だがヤフオクドームに到着!
▼大勢の人が集まる「鷹の弁当」
▼こだわる男の味……!
▼ご飯のトリプルスリー!
▼この馬肉コロッケがおいしい!
▼食べやすいように一口サイズだ
▼焼肉はご飯が進むこと間違いなし
▼サラダちくわもうまい!
▼確かに「いきなり団子」だ
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