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サッカーでは思わぬ乱入者がピッチに入り、試合が中断してしまうことが稀にある。大抵はファンであることが多いが、以前ご紹介した「マッサージ師」のように変わった乱入者もいるものだ。

そんな中、イランのサッカーリーグでとんでもない人物が乱入したと話題になっている。前代未聞の珍事は動画「Substitute player Saves Goal – Nassaji Mazandaran vs Shahrdari Yasuji – Azadegan League」で確認可能だ!

・イランでの試合

珍事は、2014年4月8日に行なわれたイラン2部・アザデガンリーグのナッサージ・マザンダラン vs シャハルダリ・ヤスージの試合で起きた。自陣前からボールを繋ごうとするシャハルダリ(白)に対し、ナッサージ(赤)が前線からプレスをかけたシーンだ。

・一連の流れ

ナッサージの選手が猛プレスでボールを奪ったことで一気に決定的な場面へ。キーパーをかわし、完全にゴールが決まったと誰もが思ったその時! ゴール後ろから何やら人影が近づいて飛び出してくるぞ!!

・新守護神登場

ディフェンスが残っていたのかと一瞬思うが、よーく見てみるとビブスを着ていることに気づく。そう、なんと彼はシャハルダリの控え選手なのだ! 急遽立ちはだかった ”守護神” はヘッドでクリア! 手を使わずにスーパーセーブを見せるぞ!!

・ナッサージはブチギレ

しかし、この乱入劇にナッサージの選手たちはブチギレし、審判に詰め寄り抗議する。当然だが乱入した控え選手は一発退場を宣告され、間接フリーキックで試合は再開となったのであった。

・そびえ立つ11人の壁

通常の一発退場であれば数的不利になるが、今回のケースは控え選手の退場のみでピッチ内の11人はそのまま。間接フリーキックでは11人全員がゴールマウス内にそびえ立ち、得点を許さなかった。

気になる試合の結果はナッサージが2−0で勝利。仮に均衡していた試合展開であれば、乱入行為は大きな問題に発展していたことだろう。自身のチームは負けてしまったが、乱入した選手にとってナッサージの勝利は不幸中の幸いであったかもしれない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼まさかのスーパーセーブ!

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