いよいよ日本でも公開が迫っているディズニー映画『アナと雪の女王』。すでに公開された国では大ヒットを記録。そして、第86回アカデミー賞では歌曲賞と長編アニメーション賞をダブル受賞という快挙を成し遂げた。
ますます勢いづく同作について、海外サイトで話題になった「あなたの知らない『アナと雪の女王』の秘密」を紹介したい。すこーしだけネタバレもあるけれど、知っておくと、より鑑賞が楽しくなるかもしれないぞ!
・アンデルセン童話が原作の『雪の女王』
これは、台湾サイト「宅宅新聞」が世界中のファンの間で話題となった『アナと雪の女王』の秘密をまとめたものだ。
『アナと雪の女王』はアンデルセン原作の『雪の女王』にディズニーがインスピレーションを得て制作された映画だ。王国を舞台に、雪の女王となり心をも凍らせてしまった姉エルサと、妹アナの愛の物語である。
秘密1:物語の象徴「手袋」
「手袋」は物語の重要アイテムだ。触れたものを全て凍らせてしまうエルサも手袋をはめている。詳しくは映画で確認してほしいが、手袋が登場するシーンは、ストーリーの鍵を担うシーンになっているので、登場人物が手袋をはめたり脱ぐなどした集中して見た方がいいかもしれない!
秘密2:作品につきまとう不吉な数字「13」
・米国での映画上映は2013年
・エルザは13番目のディズニープリンセス(アナは12番目)
・エルザは13年間手袋をはめつづけていた
・ハンス王子は13人兄弟の末っ子
秘密3:両親の髪の色
劇中、エルザとアナの父親の髪の毛は金色、母親の髪の色はダークブラウン。しかし、宮殿に飾られた絵では、父親の髪がダークブラウン、母親の髪が金色になっているのだ。これは一体……?
秘密4:登場人物の名前は原作者の名前から!?
主な登場人物のうち、アナ、山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、ハンス王子の名前を並べると……
ハンス(Hans)+クリストフ(Kristoff)+アナ(Anna)+スヴェン(Sven)
↓
ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)
『雪の女王』の原作者・アンデルセンの名前に似ている。これもディズニーの遊び心??
秘密5:舞台はノルウェーか
『アナと雪の女王』の舞台アレンデール王国は、ノルウェー南東部の都市アーレンダールから命名されたものではないかと言われている。ただし、劇中の建築物など街並みはベルゲンに近いものだという。
真偽のほどは不明だがディズニーのアートディレクターがリサーチのためにノルウェーを訪れているのは事実である。
秘密6:衣装はノルウェーの民族衣装から
エルサにアナ、クリストフらの衣装はノルウェーの民族衣装からデザインされたものであるそうだ。
秘密7:時代設定は1940年代
時代設定は1940年代。エルサのトラウマとなってしまった事件が起きたのは、エルサ8歳、アナ5歳。そしてエルサが雪の女王となるのは、それから13年後のこと。
秘密8:隠れミッキー! 隠れディズニーキャラも出演!!
いまや定番となった「隠れキャラ」! 今回もファンをワクワクさせている。現在、発見されているのは……
・ラプンツェルとフリン(塔の上のラプンツェル):アナが「生まれてはじめて」を歌うシーン
・『シュガーラッシュ』のお菓子:アナが「生まれてはじめて」を歌うシーン
・ミッキー・マウス:アナが雪小屋の雑貨店を訪れるシーン
秘密8:エルサとアナの父親のモデルは「ウォルト・ディズニー」?
エルサとアナの父親であるアレンデール国王はウォルト・ディズニーにソックリなのだとか。
秘密9:あのシーンは、日焼け止めの広告にインスパイアされてる?
雪なのに夏に憧れる雪だるま「オラフ」の登場シーンに、日焼け止め「コパトーン」の女の子が犬に水着を引っ張られちゃう絵とソックリなシーンがあるそうだ。
秘密10:エルサの宮殿の色
雪の女王となったエルサの宮殿の色を見れば、彼女の感情がわかる。
紫 → 悲しみ
青 → 喜び
赤 → 恐怖
琥珀色 → 怒り
秘密11:原作の主人公「カイ」と「ゲルダ」も登場
劇中、緑色の制服を着た2人の使用人が登場する。彼らの名前は「カイ」と「ゲルダ」。原作『雪の女王』に登場する主人公と同じ名前なのだ。2人を登場させることでディズニーはアンデルセンに敬意を示したのかもしれない。
なお、原作では雪の女王がカイに「謎かけが解けたらスケート靴をあげる」と約束するシーンがある。『アナと雪の女王』でもそれを想起させるシーンがあるので、よーく見ておこう!
以上である!
映画を見れば誰でもわかることもあれば、事前に知っておくと、より映画が楽しめることなど様々。また、隠れミッキーや隠れキャラについては、「よく見つけたなぁ!」と感心するばかりである。どこにいるかは皆さん自身で探してみてほしいが、隠れミッキーの場所をどーーーしても知りたいという人は、次ページで確認してみよう!
これだけの「秘密」が発見されたのは、ディズニーが、そしてこの作品が深く愛されているということだろう。アカデミー賞ダブル受賞もさながら、ファンこんなに支持されている作品なら見るのが楽しみでたまらない!! なお、日本では2014年3月14日から公開予定である。
参照元:宅宅新聞(中国語)、Cinema Cafe
執筆:沢井メグ