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2013年も多くの日本人選手たちがメジャーリーグでプレーをした。そして来季に向けては、楽天・田中将大投手のポスティング移籍も噂されており、またひとりの日本人選手が海を渡ることになりそうだ。

日本球界がここまでたどり着くまでには「野茂英雄」というパイオニアの存在があり、彼が道を切り開いたことで、今の環境があると言っても過言ではない。そこで今回は野茂投手のスゴさを動画と共に改めて振り返りたい。

・野茂英雄投手とは

1968年8月31日生まれの45歳。1989年に行なわれたドラフト会議では史上最多の8球団から指名を受け、近鉄バファローズに入団した。メジャー移籍は1995年でロサンゼルス・ドジャースと契約し、5月にメジャーデビューを果たしたのだった。

・トルネード投法

野茂投手といえば、背中が見えるくらいまで身体をひねって投げる「トルネード投法」が有名だ。威力のあるストレートと落差のあるフォークを球の出所が見えにくいリリースで投げることで三振の山を築いた。投球前の大きなワインドアップもかっこいいぞ!

・ノーヒットノーラン

多くのメジャー球団を渡り歩いてきた野茂投手だが、ドジャース在籍時の1996年9月17日に一度目のノーヒットノーランを達成。そしてレッドソックス在籍時の2001年4月4日に二度目を記録し、メジャー両リーグでの快挙は今でも語られている。

・最多奪三振

脅威の奪三振率を誇り、NPB では4回、MLB では2回の最多奪三振のタイトルを受賞している。また、メジャーデビューした1995年には13勝6敗という成績を収め、新人王も獲得しているぞ。

・社会現象にもなった野茂投手

野茂投手の活躍にその人気は日米問わずにヒートアップし、熱狂的ファンは『NOMOマニア』と呼ばれた。黙々と投げるその姿勢がこの上なくかっこよく、多くの野球ファンは彼の虜となったものだ。

1995年9年15日にはディアマンテスが『野茂英雄のテーマ HIDE〜O』を発売し、「野茂が投げれば大丈夫」というフレーズは多くの人の耳に残った。ちなみに原曲は浜村美智子さんが歌った『バナナ・ボート』だ。

現在は自身がオーナーを務める『NOMOベースボールクラブ』という社会人野球チームで活動し、プロ野球を目指す若手をサポートしている野茂英雄氏。彼の野球界に対する功績は今後も語り継がれていくことだろう。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼トルネード投法で旋風を巻き起こした野茂投手

▼一度目のノーヒットノーラン

▼野茂投手のピッチング

▼野茂が投げれば大丈夫♪

▼浜村美智子さんの『バナナ・ボート』