ボクシングのコークスクリューパンチ、野茂英雄投手のトルネード投法、マンガ『ドラゴンボール』の強キャラ・ピッコロの必殺技「魔貫光殺砲」……大体のモノはトルネードするとグレードアップする。
3月1日から富士そば津田沼店が、ポテトそばの上位メニューとも言える限定メニューの発売を開始した。その名も「トルネードポテトそば」。あのポテトそばがまさかトルネードポテトになって帰ってくるなんて……こいつは祭りの到来だぜ!!
・他の富士そばとちょっと違う
お祭りの出店などでよく見かけるトルネードポテト。しかし、私(中澤)はタイミングに恵まれず食べたことがない。串の周りをクルクル回っているように見えるポテトは憧れの存在だった。まさか富士そばで食べることになろうとは……。
それはともかく、津田沼店に入店すると、店内は綺麗で広く、暖かい照明の色がオシャレな雰囲気を醸し出している。まさか、富士そばにオシャレさを感じることがあるとは思わなかったが、この店は他の富士そばよりも “落ちつき” に気を配っているようだ。
・必殺技みたいな名前
券売機を見ると、下の方にトルネードポテトそば420円のボタンが輝いていた。こうやって見てみると必殺技みたいな名前だな……。食券を購入し、カウンターに渡すと店員さんが「トルネード!」と叫んだ。ますます必殺技みたいである。
・祭りを忘れたトルネード
待つこと数分……出て来たそばの上には、まさしくトルネードポテトが乗っていた。だがしかし。つゆに浮くトルネードポテトはチャーシューみたいだ。見かけは全くトルネードしていない! 祭りの時のグルーヴはどうした!?
・しかしその目は死んでない
とにかく、1口食べてみると……ああ、なんてことだ。トルネードポテトを食べたことがないため、これがどれくらいトルネードしているのかがわからない! 一言だけ確実に言えるのは、薄切りになっている分だけポテトがつゆを吸いやすくなっているため、ポテトそばよりは圧倒的にウマいということだ。濃いめのつゆとの相性も良い。
っていうか、これはなかなか良い線行っているかもしれない。津田沼店のそばの茹で加減も、ゆるすぎず絶妙で、富士そばの中でもかなりレベルの高い部類に入るだろう。食べれば食べるほどウマい。気付けばつゆを飲み干していた。
なお、食べている最中、店員さんの「トルネード!」という声が3、4回聞こえ、人気メニューであることをうかがわせた。最後に、このそばの他にも「明太玉子とじそば」や「肉あんかけそば」など攻めたメニューが豊富だったことを追記しておきたい。千葉近辺のそば好きは一度行ってみることをオススメする。
・今回紹介した店舗の情報
店名 名代富士そば 津田沼店
住所 千葉県習志野市津田沼1-2-19 つるやビル 1F
営業時間 5:00~25:00
定休日 無休
Report:立ちそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼祭りのグルーブを失くしたトルネード
▼しかし、その目は死んでいない
▼っていうか普通に大人気。ウマい!