sportmanship

スポーツを見る上で感動し、賛辞を贈りたくなるのはフェアプレーの精神だ。勝負事である以上勝敗は決まるのだが、そこまでのプロセスが一番重要なのではないだろうか。そう、勝てば何をやってもいいという訳ではない。

そんな中、海外で行なわれたサッカーの試合で「靴ひも」を巡り、感動のフェアプレーがあったと話題になっているぞ。今回はその様子を動画「Sportsmanship and, screw you Ref」と合わせてご紹介したい。

・サウジアラビアでの出来事

感動のフェアプレーが生まれたのは、2013年11月7日に行なわれたサウジアラビア1部リーグのアル・ナーダ vs アル・イテハドの試合だ。後半14分にアル・ナーダの GK がボールを蹴り出そうとした時だった。

・靴ひもを結ぶ

GK の靴ひもがほどけていることに気づいた相手選手が駆け寄ると、なんと靴ひもを結んであげているのだ。GK はグローブをつけているため、自分で結ぶには手間がかかるという配慮だろう。その敵味方関係ない優しさに場内は拍手に包まれたのだが……

・水を差す主審

突然笛が吹かれ、「遅延行為」としてアル・イテハドに間接 FK が与えられる判定が下る。これには両チームの選手たちもボー然とするが、主審の判定を受け入れざるを得なく、FK で試合再開となってしまう。

・またしてもフェアプレー

思いもよらない判定に驚いてしまうが、そこで終わりではないのが今回の話だ。試合が再開されるとアル・イテハドの選手は FK をわざと枠外に蹴ったのだ! 二度に渡るフェアプレーに場内からは割れんばかりの拍手が巻き起こり、一連のプレーを称えた。

・このプレーに対するネットユーザーの反応

「いいはなしだなー」
「審判空気よんだらよかったのに。」
「スポーツマンはこうあるべきだな。カンドー」
「これはなんとも素晴らしいフットボールプレイヤーですね」
「サッカーって素晴らしい!こんなことが増えていけばいいよね!」
「靴紐を結んだ側の選手は素晴らしい紳士だった。審判はルールに則っているだけで何も悪いことはしてないと思う。」

などなど、感動的なフェアプレーだというコメントが多く見られた。また、審判が空気を読んでくれるのが最善だったが、ルールに則っているし仕方がないという擁護する声も多数あったぞ。

ちなみに試合の方は点の取り合いとなり、4ー4の引き分けで終了。スポーツマンシップに則ったフェアプレーは見ていて気持ちがよく、こういうシーンが増えることはいいことである。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼なんというフェアプレー!