喝(かつ)だ! 突然だが、喝なのだ! 何に対して喝なのか。近頃の甘ったれたプリンタに対しての喝である。あいつらときたら、すぐに「インクがなくなりました」とか言ってくる。「交換してください」とか言ってくる。さもないと「印刷できません」という態度である。
一体いつから人間は、プリンタの言いなりになってしまったのか!
・頑固職人か!
たとえば独立式インクのプリンタで、黒インクだけが切れたとする。他の色は、まだまだある。しかしヤツらときたら「印刷できません」と言うのである。「黒を補充するまでワシは一歩も動かん!」と、職人気質の頑固オヤジのような態度なのだ。
・昔のプリンタは根性があった
なんとかならんのか。いまある他の色を調合して「なんとか出してみました〜」と、気の利いた仕事はできないのか。昔のプリンタは根性があった。たとえインクが切れていようとも、最後の力をふりしぼり、なんとか印刷しようとしていたものだ。
・ゆとりか!
それがなんだ……。黒がなくなったくらいで、なんだっ! ゆとりか! まるで「マグロがないから寿司は握れん!」とふくれっ面をしている頑固一徹な寿司職人のようではないか。なんなんだ。あまりにもワガママすぎる。あまりにも根性がなさすぎる。
・「どうしてもって言うなら青一色で出す」
薄くてもいい。マトモに読めなくてもいい。「今すぐにメモとして欲しい」時もあるのだ。クオリティなんて二の次の時だってあるのだ。近い将来、ヤツが「今、黒インクがないけど、どうしてもって言うなら青一色で出すけど、どうする?」と言える日が来ることを切に願うばかりである。それまで喝だ! 喝喝喝ッ!
執筆:GO羽鳥
photo:RocketNews24
▼たとえそれでも印刷してくれっ……