2012年10月下旬、ボリビアの首都ラパス市で非常にエキサイティングな自転車レースが行われた。そのレースとは、レッドブル主催の “世界一高い・都市下り坂レース”! 海抜4050メートルの高さから、1.6キロメートル下り、海抜3600メートル地点のゴールを目指すというもので、37人の出場者が優勝を競い合った。

そして見事1位に輝いたのは、タイム2分32秒89を叩き出したスロバキア人のFilip Polcさん。彼がボリビアの下り坂を走っていく様子が動画「Extreme downhill trail Descenso del Condor in La Paz Bolivia」に収められているのだが、これが本当にスゴイ!

そこには「こんなの見たことないよ!」というぶっ飛んだコースが映っており、一般人ではまず半分も進めないだろう。しかしPolcさんは、凄まじいスピードでどんどん降りていく。

迷路のようなコースをスイスイ走っていくその映像は、まさにテレビゲームの世界であり、見ているだけで自然と胸の鼓動が高まっていく! 実際にこのコースを走ったPolcさんは、きっとこの何倍も大きい興奮を感じていたに違いない。一度でいいから、その一部の人間しか体験できない感覚を味わってみたいものである。

(文=田代大一朗

参照元:YouTube/Filip Polc, redbull, EpicTV(英文)

▼世界一高い首都ラパス市の酸素はかなり薄い。そのなかでこの走りを見せるとは凄すぎる!
ぜひ「高画質+全画面表示」にしてご覧下さい

▼別視点から撮影した今大会の動画