「彼氏がかまってくれない」、恋愛中の女性からよく聞く言葉です。メールをくれない、デート回数が減った、エッチが手抜き等々、言いたいことは山ほどあるかと思いますが、そのなかから今回は「髪の毛」に注目してみたいと思います。
「美容院に行ったのに、彼氏がうんともすんとも言ってくれない」と、不満を口にする女性がいますね。それに対して彼氏側からは、「全く気付かなかった」と、ごくシンプルな答えが返ってきます。
そうなんです、たかだか毛先を1センチ程度切り揃えただけでは、オトコとしては気付きようがないんです。なかには、「私は15センチも切ったのに、それでも彼氏が気付いてくれなかった!」という女性もいますが、ちょっと待ってください。15センチといっても、ロングの人が15センチ切ったくらいでは、男性は気付けません。
おそらく、「髪の毛を切ったことに気付いてほしい」という気持ちの裏には、「自分に関心を持ってほしい」という思いが隠されているのでしょう。だったら、髪の毛以外の部分に関心を持ってもらってはいかがでしょう? メールの内容を、「会いたい」、「会える?」、「なんで会ってくれないの?」などではなく、思わず返信したくなるような内容に変えてみる。デートでも、たとえば彼氏が格闘技ファンなら、選手名やルールを覚えて観戦デートに誘ってみる。エッチも、「アソコでバナナが切れるようになった」などの技を習得して臨めば、彼氏は関心を示すに決まっています!
話を「髪の毛」に戻しましょう。意外と多いのが、男性の好みに合わせて髪型を変えるタイプ。「ショートが似合うコが好き」と聞けば、自慢のロングヘアーをバッサリ切ったり、逆に「髪の長いコが好き」と聞けば、かぐや姫のようになるまで伸ばし続けたり……。カレ色に染まりたいという気持ちは大いにけっこうですが、合わせすぎる女性というのは、おもしろみにかけます。男性は元々、征服欲求の強い生き物です。何でも言うことを聞いてくれる女性よりも、思いどおりにならない女性のほうが、「ものにした時の満足感が大きそうだな」という気分にさせてくれるので、どう攻めようかと策を練りたくなり、関心を持ってくれるというわけです。
髪の毛に関心を持ってもらうよりも、ほかの部分で勝負しましょう……とはいえ、髪の毛の全く無頓着の女性は、これまたNGです。定期的に美容院に行く・毎日シャンプーする・デートの際はブローするなど、最低限のお手入れはお忘れなく。
恋愛コラムニスト:菊池美佳子