レアな商品を取り扱っている「サンコー レアモノショップ」から、2011年11月中旬にとてもユニークな時計が発売された。その時計とは、動画・写真の撮影ができ、録音までできてしまうというLED時計だ。一見してカメラがどこにあるのかわからない。それにも増して驚きなのが、時計の見方さえもわからない時計だ。一体どうやって使うのだろうか? 早速購入して、動画・写真の画質などをチェックしてみたぞ!

この商品の正式名称は『LEDタイプ720Pminiビデオ時計』という。時計として機能するだけでなく撮影・録音も可能とのことだ。

操作はとてもシンプルだ。本体右上のボタンを長押しして起動すると、時間を確認することができる。次いで、右下ボタンを押して、撮影モードを選択、再び右上ボタンを押すと撮影が可能となる。

まず、気になるのが時間の読み方だ。本体正面の左側に「1・2・4・8」と数字が並んでおり、これで時間を指し示している。たとえば12時を表示する場合には「4・8」にLEDが点灯し、2つの数字を足して「12時」ということになる。

同様に正面下の「1・2・4・8・16・32」も足し算することによって分を表示する(例:56分と表示する場合には「32・16・8・」にLED点灯)。

そして動画・写真の撮影なのだが、被写体に対して時計を逆さまに向けて撮影することになる。カメラは本体を正面に見た場合に、上部にあるのだが、これを逆さにする要領だ。

画質の方は静止画の場合、横1600ピクセル・縦1200ピクセルで撮影が可能。しかしピントを合わせるのが難しいので、対象を絞り込まないといけないときなどには、厳しいかもしれない。また、動画は720ピクセルで撮影できるとのことだが、こちらもどこを撮影しているかわからないので、雰囲気を撮る程度の用途でしか使えないのではないだろうか。

また動画撮影に関して、1点気になったのが、映像と音声の間に若干のタイムラグが発生する点だ。時間にして1秒にも満たないタイミングではあるが、映像と音がずれるのは難点といわざるを得ないだろう。

しかしながら、持ち歩くのには不便はないだろう。重さは67グラムなので、時計として考えた場合にはやや重いのだが、カメラと考えれば軽く感じるはずだ。なお、内蔵メモリは4ギガバイトで、動画撮影であれば約2時間、録音だけなら約80時間可能のようだ。

撮影機能はあくまでもおまけと考えて、カッコいいルックスを楽しんでみてはいかがだろうか。また遊び心は申し分ないので、目新しいプレゼントとしても良いかもしれない。
 
『LEDタイプ720Pminiビデオ時計』
・ サイズ:幅48mm 奥行き49mm 高さ14mm
・ 重量:67グラム
・ 対応OS:WindowsXP、Vista、7
・ バッテリー持続時間:動画撮影で約60分 録音で約240分 時計のみで使用した場合は1年
・ 動画解像度:1280×720ピクセル(avi形式)
・ 内蔵メモリ:4ギガバイト
・ 販売価格:5980円
 
写真:Rocketnews24
参照元:サンコーレアモノショップ

▼ LEDビデオ時計で撮影した動画
▼ 左の端子のキャップを外し、USBケーブルを接続
▼ 撮影は本体を上下逆さまにして行う
▼ 写真の画質はこんな感じ