見た目よりもボリューミィなマクドナルドのポテトのL。どうしても食べきらずに、持ち帰る人も多いのでは? しかし、冷めてしおれたマックのポテトほど、せつないものはない。

仮に「揚げたてのポテト」を若さあふれる20歳前後の若者とすると、「普通のポテト」は3~40歳台、「冷えたポテト」は6~80歳台のおじいちゃんとなる。それくらいに違うのだ。

もう一度、青春を。とりもどせ、アツアツ。

ということで今回は、「冷えてシオシオになったマックのポテトを復活させる方法」をご紹介するぞ。用意するのはアルミホイルとオーブントースターだけ。

まず、アルミホイルをクシャクシャに丸めて、もとに戻してオーブントースターの中台の上に敷く。クシャクシャにすることで、アルミホイルの表面はデコボコ状態となり、その溝の中にポテトから出た油が落ちるという仕組みなのだ。

ポテトを適当に置いて、オーブンで加熱。ポテトの状態によって時間はマチマチなので、小窓からようすを伺いながら温めていこう。アツアツだけを求めるなら、ポテトのいい匂いがしてきたころに取り出そう。ハフッハフッ、うまい!

しかし、せっかくなのでアツアツだけではなく、「サクサク」も復活させたい。表面がうっすら焼けてきたナと思ったら、一本取り出して味見しよう。アチチ、サク……アッロ~イ!(うま~い:タイ語) 冷めたポテトがアンチエイジングで完全復活、油も落ちててヘルシーだぞ!

これだけでも十分なのだが、さらに一歩踏み込んで、表面が完全なるキツネ色になるまで焼いてみると、信じられない現象が起きるのだ。……カリッ……!?

「こ、これは……『じゃがりこ』じゃないか!」

極限まで油が落ち、塩気も飛び、カリカリ状態になったポテトは「じゃがりこ」風味に。これが死の淵から復活したポテトがみせる無敵の「じゃがりこモード」である。少し改造すれば、さらに「じゃがりこ」に近づくと思われるが、温めただけの「じゃがりこモード」でも十分においしい。

客人に出しても恥ずかしくないクオリティなので、是非ともチャレンジしていただきたい。

Report:GO

▼オーブントースターって安いくせに便利すぎ!

▼このデコボコが「リアス式海岸」となり、油の海ができるのだ。

▼こんがりキツネ色になり、無敵の「じゃがりこモード」に。

▼どちらがうまそうかは一目瞭然。