国内ビデオカメラ市場は、ハイビジョンタイプが市場の8割を越え、保存媒体に内蔵メモリーを搭載したタイプが主流となっている。そのなかでも、「小さい」「軽い」「簡単」というビデオカメラに対する普遍的なニーズに加えて、あらゆるシーンで高画質なハイビジョン撮影ができる基本性能が高いビデオカメラが求められている。そういったユーザーニーズに向け、ビクター・JVCは新たな商品を投入する。

ビクター・JVCは、スタイリッシュなコンパクトボディに高画質・高性能を兼ね備えたEverioシリーズの新たなラインアップとして、ハイビジョンメモリームービー「GZ-HM350」を2010年7月7日より発売すると発表した。価格は、オープンプライス。ボディカラーは、チタンシルバーとクリアブラックの2色。

「GZ-HM350」は、スマートでスタイリッシュデザインをコンセプトに、性能面では業界最高倍率の光学36倍ズームと高感度「B.S.I. CMOSセンサー」を搭載した、ズームアップと暗いシーンに強いビデオカメラだ。

加えてワイド側での撮影時に強力な効果を発揮するアクティブモード搭載の手ブレ補正機能により、映像が安定し、動きながらの撮影でも手軽に高画質撮影が楽しめる。

ビデオカメラは高性能化が進んでおり、どこのメーカーの製品も似たり寄ったりだ。とはいえ、それぞれのメーカーには得意の分野があり、その分野を生かした製品を出すことで、わずかではあるがm他社との差別化を図ることができる。ビクターの強みは、どこにあるのか。

小型化では、もはや他社との差別化は難しくなってきている。そこで今回の新商品では、新開発の業界最高倍率となる光学36倍ズームと、B.S.I.CMOSセンサー搭載による約2倍の高感度で、勝負を掛けているわけだ。ボーナス商戦の真っただ中、ビデオカメラ市場の勝者となるのは、果たしてどこのメーカーだろうか。