講談社の『週刊少年マガジン』編集者である鈴木一司氏に対して月刊コミックの電撃大王編集者が苦言を呈いしてることが電撃大王編集者のブログで判明した。

BIGLOBEお仕事DB 読書の秋特集というコーナーで鈴木一司氏が自身のキャリア、編集という仕事、これからのビジョン目標を1ページにわたって掲載、「実は僕、今まで15作品くらい担当してきて、ほとんどが連載打ち切りになってしまったんですよ。」「あんまりたくさん打ち切りを食らったので、挫折なんて言ったら、4年間挫折のし通しでしたよ」など自らが担当していた連載約15作品が打ち切りになった事実まで露呈したのだ。

これに対して電撃大王編集者のブログでは「挫折を乗り越えて成長できたのは結構なことですが、この編集氏の成長のために約15作品が犠牲になっているわけで。この時期に運悪く彼に担当されてしまった作家さんたちが不憫でなりません。つうか4年間で15作品くらい担当してほとんどが連載打ち切りって、そうとう酷くね?」と苦言を呈している。

一見、ただの批判に見えてしまうかもしれないが、事実、成功の裏には多くの犠牲者(作家)がいること、週刊少年マガジンに限った話ではないこと、この苦言からはマンガ業界の闇の部分の多くが見え隠れしているように思えて仕方がない。

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週刊少年マガジン編集部
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