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悠久の古都、奈良。2010年には、710年の平城京遷都から1300年の節目をむかえ、さまざまな記念イベントが行われた歴史ロマンあふれる県である。

だが、そんな古い歴史をもつ県ならではのお悩みもあるようだ。インターネット悩み相談サービス「マイナビニュース Q&A」には、奈良県民特有のものと思われる相談が寄せられている。その内容とは以下のとおりだ。

・家を建てようとしたら5回連続で遺跡が見つかった

「奈良県に住んでいます。家を建てようとしたら遺跡が見つかったということが過去4回あります。今回はなんかよくわからないですが古墳が見つかりました。いいかげんにしてほしいです。重要な文化財ということはよくわかりますし、保存しないといけないのでそこに家を建てることができないのも理解できますが…。もう今回で5回目です。

これでは一生家を建てられそうにありません…。毎回なんか変なのが出土します。どうしたらいいでしょうか?もう県外に行くしかありませんか?」(マイナビニュース Q&A より引用)

・遺跡ヒット率に驚く回答者

このお悩みに対して回答者のなかには「そんなに命中するのは凄いですね。」、「こんな抽選に当たるより奇特な事例は羨ましい。」などという感想をもつ人も。確かに、いくら奈良といえど5回連続で遺跡にヒットすることなどありえるのだろうか……? 

・奈良県出身者に聞いてみた

疑問に思った記者(私)は、さっそく奈良県出身者3人にヒアリングを行ってみた。すると驚くべき回答が返ってきたのだ。

Nさん 「掘ったら何かしら出てくるで、マジで」
Tさん 「遺跡っていうか、あたしの中学が城跡で古墳つきやった」
Mさん 「家を建てようとしたら歴史遺産が出てきたとか、なにか建造物を建てる前に発掘調査をするとかそういう話はよく聞きますね」

リサーチの結果、とにかく奈良では「土を掘れば何か出てきてもおかしくない」ということは分かった。あくまで悩み相談内容の真偽は不明だが……。もし奈良県で土地や家屋を購入する予定があるという人は、少し気に留めておいてもよいかもしれない。

参照元:マイナビニュース Q&A
執筆:黒井
Photo:RocketNews24
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