海外旅行はもちろんのこと、ちょっとした国内の移動にも大活躍のソフトキャリーバック。愛用している人も多いのでは?

キャスターも付いているので移動もラクラク。スライダーの穴に南京錠やダイヤルロックを通せば盗難対策はバッチリだ!……と思われていたが、YouTubeにアップされた一本の動画が、ソフトキャリーバック愛好家たちの間で話題になっている。

なんと、ペン一本で簡単にバッグのファスナーを全開にしてしまうといった内容なのだ。

そのやり方はいたって簡単。しっかりと閉まっているファスナーの適当な部分に、ペンを強く押し当てるだけ。ペンはそのままズボッとバッグの中に入り、あとはファスナーをなぞって全開に。そして、鍵のついたスライダーをスライドさせれば、何の形跡もなく元通りになってしまうのだ。これは盲点というか……ハッキリ言って恐怖である。

海外の治安の悪い場所では、ファスナー両側にある「布」の部分にナイフなどで切れ目(手が入るくらいの大きさ)を入れ、かばんの中の貴重品を抜き取るという手口が存在する。なぜ布の部分なのかと言うと、持ち主に気付かれにくいからである。しかし今回の「ペン式」は、気付かれにくいどころか完全に気付かない。

この動画に対し、数年間海外を放浪した元バックパッカーに話を聞いてみたところ、「おそらく安価なファスナーほど開けやすい。唯一できる対策方法は、ペンが貫通しにくい、頑丈でしっかりとしたファスナーを使った比較的高価なバックを選ぶことだろう」とのこと。しかし最後には、「何をやっても、盗られる時は盗られる」と絶望的なコメントも。

いずれにせよ、海外旅行に行く際は要注意だ。

screenshot:YouTube MrJStarling
執筆:GO羽鳥