突然だが、皆さんは「骨折音スクイーズ」というものをご存じだろうか。

揉むと「パキパキ」「ポキポキ」というまるで骨折のような音(ちょっと怖い表現だが)が鳴るスクイーズで、音や感触を楽しむASMR系アイテムとして人気なんだとか。

そんな骨折音スクイーズだが、実は100均の素材を使って誰でも簡単に自作できる。実験としていろんな組み合わせで試してみたところ……最強の組み合わせを発見できたぞ~っ!!!!

・骨折音スクイーズの材料

骨折音スクイーズの材料は、大きく分けると3種類ある。

まずひとつめがスクイーズの皮。

シリコン製の柔らかい球体で、中は空洞。

この触り心地は覚えがあると思ったら……以前セリアで買った『キラキラボール』じゃないか!

キラキラボールといえば筆者の超お気に入りな激安スクイーズ。この皮で作るのなら、きっと良いものができるだろう。一気に期待が高まった。


なおスクイーズの皮は100均にもあるらしいが、ブームにつき近隣の店舗では完売していた。今回はたくさん作って比較するため、Amazonで直径6㎝の皮 10個入り(拡張ツール付き・税込1420円)を注文した。


ふたつめの材料は、柔らかいペースト状のもの。

スクイーズの触り心地のベースとなる部分で、ねんど・ジェル・スライムなど 手で簡単に形が変えられるぐらいの質感がベスト。

今回は紙ねんど3種類・マシュマロクリーム(ねんどのようなおもちゃ)・スライムを用意した。(すべて税込110円)


最後が、骨折音を発生させるための小さく硬いパーツ。

「スクイーズの皮の中に納まるサイズ」「大量に使える」「パキパキと良い音がする」が条件で、今回はアイロンビーズ・プチブロック・ポプリの3種類を選んだ。(すべて税込110円)

上記に加え、さらにビーズやラメなどの装飾パーツを入れると見た目が可愛くなる。今回は家に余っていた100均のデコパーツを使った。


・骨折音スクイーズの作り方

それでは実際に骨折音スクイーズを作っていこう。作り方はとても簡単で、以下の3ステップの通り。

①中身の素材を混ぜる
②スクイーズの皮に詰める
③栓をする

細かいパーツが散らばったりねんどが付着したりするため、汚れてもいいトレーの上で作業をするのがオススメだ。


──まずは軽い紙ねんど×アイロンビーズを材料に作ってみよう。

デコパーツには、リボン型のパールと星型のビーズを使用するよ!


①軽い紙ねんどとアイロンビーズを混ぜる。


混ぜ終わったらねんどを球体に整え、②スクイーズの皮に詰めていく。

皮の口を思い切り広げ、先ほど作ったねんどの球を押し込む。拡張ツールは必須じゃないけど、スクイーズ内部に触れずに作業できるのでおすすめだ。


最後は③栓をする。

今回は付属のフタを接着剤で固定したが、結束バンドで止める人もいるらしい。

全体的なコツとしては、骨折音パーツをできるだけたくさん・ギリギリまで入れ込むこと。パーツが多いほど音が出やすいぞ。

中身が変わっても作り方としては同じなので、ここからは今回作った6パターンの紹介とともに 触り心地をお伝えしていこう。


・パターン① 軽い紙ねんど×アイロンビーズ

まずは先ほど作った軽い紙ねんど×アイロンビーズを触っていく。

見た目的には、透明感のある青いアイロンビーズのおかげで爽やか。


握ってみると……

「もにゅっ」


ねんどの柔らかさは気持ちいいが、アイロンビーズの存在感は薄い。

もっといっぱい入れるべきだったのかもしれないが、それでも爽快感のあるポキポキした音は出なかっただろう。

スクイーズとしては悪くないが、骨折音という意味では「不発」な触り心地だった。


・パターン② マシュマロクリーム×ポプリ

バキッと気持ちよく割れそうな予感がして購入したポプリ。組み合わせるのは、反対色が映えそうなマシュマロクリームだ。

ラグジュアリー感をめざしてパール調ビーズも加えてみた。


誤算だったのは、ポプリのサイズが大きすぎておさまりが悪かったこと。

球体にまとめ切れずデコボコになってしまった。


完成したスクイーズを握ると、

「グニュッ……ニュニュニュ…………」


フタの接着剤が乾くまで1日置いたことが災いし、ポプリが湿気てまったく割れない。さらには、松ぼっくりのような植物のトゲが指に刺さって痛い。

マシュマロクリームの質感も紙ねんどと大差なく、間違いなく「失敗」なスクイーズでした。


・パターン③ のび~るねんど×ポプリ

のび~るねんど×ポプリを組み合わせた3つ目のスクイーズ。

「トゲトゲな松ぼっくり風パーツを取り除けば、ストレスなく揉めるのでは?」と思って作ったのだが……


やはりポプリが湿気てしまい、まったく気持ち良くない。

ドライフラワー系の素材はスクイーズと相性最悪でした。


・パターン④ アイスクリームねんど×プチブロック

続いては アイスクリームのような質感の紙ねんどに、カラフルなプチサイズのブロックを組み合わせてみる。

デコパーツには大小さまざまなビーズを使用。ブロック×ビーズの感触を試す意図もある。


握ってみると「パキッ」

わずかではあるが、ついに “骨折っぽい音” が鳴ったぞ!


ブロック同士が擦れる音のようで、指の関節をパキパキ鳴らすような爽快感がある。悪くない悪くない。

ただし欠点は、手が痛いこと。ねんどが硬く力を込めて握る必要があり、その際にブロックの角が指に食い込むのだ。何度も揉むうちに手がヒリヒリしてきた……。


・パターン⑤ スライム×プチブロック

ねんどが硬いのであれば、もっと柔らかい素材に変えてみよう。ということでスライム×プチブロックを試してみた。

パール調の星形パーツやスパンコールも入れてみると、乳白色のスライムの中でキラキラ光って非常に可愛い!


握った瞬間、驚いた。

「ポリポリポリ」「コリッコリッ」と、骨折音の大合唱。軽く握るだけで心地良い感触と音が楽しめて、しばらく夢中になって触ってしまった。


またスライムとスクイーズの皮の相性も良いようで、握ったあとはゆっくりと元の形へと戻る。

このまま販売できそうなレベルの高クオリティだ!


・パターン⑥ スライム×アイロンビーズ

先ほどの出来が良かったため、最後はスライム×アイロンビーズも試してみることにした。

デコパーツはキラキラのビーズなど。半透明なスライムにビーズが輝いて相変わらずビジュが良い。


期待をしながら握ると、

「コリコリコリコリ……」

かなり控えめな骨折音。悪くはないが、プチブロックほどの爽快感はない。いい線行ってる気はするんだけどな~。


・優勝:スライム×プチブロック

ということで、圧倒的な音・感触・可愛さにより、優勝はスライム×プチブロックの組み合わせだ!

骨折音パーツは硬くて凹凸が大きいものを選ぶのがベスト。プチブロックの場合は角が刺さって痛かったので、なめらかな形状のものがあればより良いだろう。


そして最後に重要なポイントがひとつ。それは……接着剤選びも非常に重要ということ。

今回はセメダイン『スーパーエックス・ゴールド』という多用途な接着剤を使用したのだが、残念ながら全部フタが外れてしまった。


調べたところ、スクイーズの皮に適した接着剤は別にあり、さらに接着面をアルコールで拭く必要もあるらしい。皆さんが作る際はぜひ気を付けてほしい。

実験は以上。意外に簡単なので、皆さんも是非オリジナル骨折音スクイーズを作ってみてね!

執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

▼番外編として、スクイーズの皮以外でも触り心地をためしてみた。まずはチャック付き袋

▼薄べったさのせいか、そのまんま「袋にいれたねんど」の感触。スクイーズっぽさは感じられなかった

▼形状が似ていることから、風船でも試してみた

▼スクイーズっぽい何かの感触は味わえるが、皮が薄いためブロックが刺さって痛い。スライムなどの柔らかい素材だけを入れて触るのはアリかもしれない

▼スクイーズの皮に付いてきた拡張ツールは、レバーを握ると4本のアームで口を伸ばして広げてくれる。単純な仕組みだが、あるとないとでは制作の効率が段違い