みんな大好きシャウエッセン。あのパリッッと弾ける食感は、唯一無二である。ところがある日、スーパーで『ドライシャウ』という商品に出会った。シャウエッセンのお肉で作られているらしく、包装と商品名から推察するに、乾かしたものなのだろう。

パリッとさがウリなのに……? というかそれは、カルパスやサラミとは違うの?? 気になったため、すぐさま購入。果たしてどんな味と食感なのか。そして、あのシャウエッセンらしさは健在なのだろうか。

・かじってみた

まず『ドライシャウ』というネーミングが、上手い。パッケージを見れば「ああ、シャウエッセンなんだな」と判るが、名前を聞いただけでは、すぐに結びつかないところが良い。なんだかオシャレにすら思えてくる。

きのうきょう発売されたものではなく、以前からあった商品のようだ。記者は最寄りのスーパーにて「定番商品ですよ」という顔をして酒コーナーに並んでいたものを、税込356円で購入した。その後、コンビニでも見かけた。

確かに酒のつまみとしては、ぴったりそうだ。ハイボールを片手にさっそく開封すると、ころころとドライシャウが出てきた。小指よりもひと回りかふた回り小さいだろうか、やや太めのおやつカルパスのようだ。

そのまま食べるのと、切って食べるのと、どちらが正しい食べ方だろうか。サイズ的にはそのままかじってもよさそうだと、切らずにいくことにした。しょっぱそうなので、少しだけ。すると、その少しでわかる、シャウエッセン感……!

あの特有のパリッとした食感まではさすがに再現されていなかったが、ドライなのでそりゃあそうだ。しかし、シャクッとした噛み心地と鼻を抜ける香りは、シャウエッセンを感じさせるには十分なものだった。

言われなければ「ちょっと高級な、フレッシュさのあるカルパスだな」と思うかもしれない。しかし、意識すればしっかりとシャウエッセンを感じる、絶妙な仕上がりだ。

・いつものサラミやカルパスと違いはある? 

ほかのサラミやカルパスと比較すれば、ドライシャウの「シャウエッセンらしさ」がより明確になるのではないか。

セブン-イレブンでサラミスライス(213円)とカルパス(127円、スタンダード版が売り切れ中だったので辛口)を購入。カルパスは少しでもサイズ感をドライシャウに近づけるため、縦に切り分けてみることにする。

まずは薄切りのサラミから。薄さゆえの圧倒的な食べやすさが魅力的だ。脂がしっかり乗っているため、1切れでも満足度が高い。サラミの、ものにもよるだろうが、今回の場合はドライシャウのほうが若干あっさりした味わいであることが分かった。

次にカルパスを試してみる。こちらは切り方が功を奏したのか、噛み心地がややドライシャウに近い。キュッと締まった質感とあふれる脂で、食べ応えは十分。これはこれで非常に美味しい。

しかし、ドライシャウと完全に同じかと言われれば、決してそんなことはない。どちらが美味しいということではなく、ドライシャウは乾き物でありながら、どうしても「ソーセージらしさ」が隠せないのだ。形状や表面の質感など、あらゆる要素が「シャウエッセン」を主張している。

つまり『ドライシャウ』は、シャウエッセンに近づけるために並々ならぬこだわりを捧げた結果なのだろう。

しかも不思議なことに、ドライシャウを食べ進めるほど、いつものジューシーなシャウエッセンが恋しくなってくる。なんだか、シャウエッセンの掌の上で躍らされているような気がしてくるのだ。

改めて、日本ハムの企画力の高さに脱帽だ。今後はいつものおつまみのラインナップに、この『ドライシャウ』をちょいちょい挟んでいくことになりそうだ。もちろんシャウエッセンも。

執筆:K.Masami
Photo:RocketNews24.

▼シャウエッセンのお肉を使っているらしい。サラミソーセージという括りのよう

▼辛いものもあります(税込356円)