私(耕平)の家には洗濯機がない。なので洗濯は週に1回、徒歩1分圏内にあるコインランドリーで1週間分の衣類や布団をまとめて洗い、乾燥機にブチ込む生活を送っている。

それ自体は特に不満はないのだが、ひとつだけ長年の悩みがあった。それは「特殊素材衣類の洗濯」だ。私の場合は、特殊素材を使ったインナーである。特殊素材がゆえに機械的な洗濯・乾燥ができず手洗いしていたのだが……これがとにかく苦行なのだ。

そこで何とかならないかと調べていたところ、画期的なアイテムを発見してしまった。そのアイテムとは……


『手まわし洗濯機』


アナログ感満載な商品名だが、購入して実際に使ってみたところ、すでに生活の一部となり手放せない存在になった。その機能を全力でプレゼンしよう!

・1着1万円超えのインナー

まず、私が愛用しているインナーについて説明させてほしい。それは「ささきスポーツシリーズ」というブランドの機能性インナーで、整骨院・トレーナーの臨床現場から生まれたテーピング理論をベースにしたと言われる商品だ。


ラインナップは「ささきスポーツシャツ」(税込12650円)、「ささきスポーツスパッツ」(税込14300円)、「ささきスポーツソックス」(税込2750円)の3種。

シャツは体幹をサポートして姿勢を安定させ、スパッツは下半身のバランスを整え、ソックスは足元から身体の軸を支えてくれる……という、端的に言えば「着るだけで身体が整う」というコンセプトのインナーである。


もちろん効果には個人差があると思うが、少なくとも私は気に入っていて、かれこれ3年ほど使い続けている。

現在、シャツ4枚、スパッツ3枚、ソックス4足を所有。できれば7セット揃えて毎日替えたいのだが、全部揃えると約20万円コース。なかなか追加購入する勇気が出ない。

問題はこの枚数だと1週間は持たないので、週の途中で手洗いが必要になる。ただインナーだけのために、わざわざコインランドリーの洗濯機を使うのもコスパが悪い。

なので今までは、バスルームで手もみ洗い → 雑巾を絞るように力任せで脱水 → バスタオルで水分を拭き取る → 部屋干し……という工程をこなしていた。

特に脱水がキツい。何度も何度も絞っても水が出てくるし、腕はパンパンになるし、仕事でクタクタになって帰ってきてからこの作業をこなすのは、とにかくしんどかった。



・救世主発見!

そんな悩みを解決するアイテムはないものか……とネットなどで調べていたところ、気になる商品が目に飛び込んできた。それが『手まわし洗濯機』なる商品だった。

その名の通り手動で回す洗濯機である。電気を一切使わず、ハンドルをグルグル回すだけで洗濯と脱水までが完了するという。値段は4580円(2026年3月23日時点)。これは試してみるしかないだろう。


注文して翌日には届いた。


さっそく、箱を開けて中身を確認する。


見た目は大きめのバケツといった感じ。サイズは直径約335mm×高さ350mmで、容量は10リットル。重さは約2.26kgと軽い。半透明のブルーのボディがなかなかいい味を出している。


フタを開けると底面にはパルセーター(回転翼)がついている。ここに洗濯物と水と洗剤を入れて、ハンドルを回すと水流が発生する仕組みだ。


横には水量がわかる目盛りと排水用のホースが付いている。脱水時には、付属のバスケットに洗濯物を移し替えてハンドルを回す。洗濯と脱水で内部のパーツを入れ替える手間はあるが、手洗いの苦行に比べたら何でもない。



・実際に洗ってみた結果

さっそく愛用のインナーを洗ってみることに。今回はシャツ、スパッツ、ソックスをまとめて投入する。


洗濯物を入れたら、お湯と洗剤を投入。


フタをしてハンドルをセット。いよいよハンドルを回していく。すると……おお、結構な勢いで回る! 中で水流が渦を巻いているのが見える。


数分回しただけで、手洗いではあまり実感できなかったほど、汚れが浮き出てきた。

水がうっすら濁っているのがわかるだろうか。普段の手洗いでは落としきれていなかった汚れが、こうも簡単に出てくるとは……。


続いて脱水だ。排水して洗濯物をバスケットに移し替える。


バスケットをセットしてハンドルを勢いよく回すと、遠心力で水分がどんどん飛んでいく。


正直なところ「ちょっと脱水が足りないかな?」という印象だったのだが……


めちゃくちゃ脱水できてますやん。


取り出した後に手で思いっきり絞ってみても……水分がほとんど出ない。そして、バスタオルで水分を拭き取ることもなく、そのまま部屋干し。


以前は「手洗い+手絞り」が力も使うし面倒くさかったが、この『手まわし洗濯機』を使って洗濯することでかかる労力が体感で10分の1くらいになった気がする。

──というわけで、洗濯機を持っていない人はもちろん、デリケートな素材の衣類を手洗いしている人にも、この『手まわし洗濯機』は全力でオススメしたい。

5000円弱で手洗いの苦行から私は解放された。ただし使用する際は排水が発生するので、バスルームやベランダでの使用を推奨するぞ!

参考リンク:Amazon「手まわし洗濯機 HED-5666」、ささきスポーツストア
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.

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