0570で始まる「ナビダイヤル」に携帯電話からかけた時の利用料金が、2026年10月に引き上げられるそうだ。これまで20秒ごとに11円だったのが、30秒ごとに22円になるという。約33%の値上げである。

そんな中、にわかに注目を集めているのが公衆電話だ。ナビダイヤルへの通話料金は、携帯電話と違って40秒ごとに10円と安い。

そういえば何年も利用していないなと思い、久しぶりに近くの公衆電話を見に行ってみることに。

・数年ぶりの対面

最後に利用したのがいつだったかすら思い出せない公衆電話。たしか会社の近くにあったような気がするが……。記憶を頼りに歩いていると、以前と変わらず電話ボックスがあった。


使えるのは10円硬貨と100円硬貨。しかし、100円だとおつりは出ない。そういえばそうだった。懐かしい。


そして、今時どれだけの人が持っているのかは分からないが、テレホンカードも使える。そこにあったのは、私(あひるねこ)の記憶の中の公衆電話そのものだった。


今度からナビダイヤルにかける時は公衆電話にしようかなと思いつつ外に出ると、気になるステッカーを発見。そこにはこう書いてある。


『TOKYO FREE Wi-Fi』


公衆電話でWi-Fiだって……? 調べてみたところ『TOKYO FREE Wi-Fi』とは、東京都が提供している無料Wi-Fiサービスとのこと。

都内の公園や観光地など、さまざまな場所で利用できるが、公衆電話ボックスにWi-Fiスポット機能が搭載されたのは、昨年12月23日が初めてのようだ。



・設定してみた

ステッカーのQRコードから『TOKYO FREE Wi-Fi』公式サイトにアクセス。利用には初回のみ登録が必要で、まずGoogleアカウントなどでログインする。


次に、『TOKYO FREE Wi-Fi』に接続するための設定ファイル(プロファイル)をインストール。すると……。


さっそく繋がった。


公共のWi-Fiにしては、かなり速い気がする。


『TOKYO FREE Wi-Fi』の最大の特徴は、一度スマホで設定を済ませておけば、対象の電話ボックスに近づくだけで、ログイン不要で自動的に接続できるという点だ。

また、通信エリアも広く、電話ボックスからこれくらい離れても余裕で繋がる。


しばらく歩いているのに、なかなか接続が切れないのでおかしいなと思ったら、近くに別の『TOKYO FREE Wi-Fi』対応の電話ボックスがあって、そこで再び自動接続されていた、なんてことも。


調べてみると、新宿にはものすごい数のWi-Fi電話ボックスがあるようだ。約3カ月でこんなに増えたのか。


私が利用している楽天モバイルは、駅周辺だと繋がりにくいことが多々あるため、これは思わぬ大収穫だ。



昭和~平成の遺物的なイメージの強い公衆電話だが、まさかこんな最新鋭の無料Wi-Fiスポットに進化していたとは。都内在住者や東京によく来る人は、あらかじめ設定しておくといいかもしれない。

ナビダイヤルをきっかけに非常に便利なサービスを知ることができて、なんだか得した気分になったのであった。

参考リンク:TOKYO FREE Wi-FiNTTドコモビジネス
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼Wi-Fi電話ボックスの第1号は、なんと会社近くの新宿御苑駅前付近にあった。

▼その向かい側にも電話ボックスがあったが、こちらはWi-Fiに対応しておらず。ステッカーが目印だ。