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飛行機は完全圏外。到着するまでネットは使えない……なんて時代はもう終わってる! ご存知のように、日本の航空会社でもJALの国内線と国際線、ANAの国際線で機内Wi-Fiを利用することができる。

2015年3月現在、ANAでは国際線の一部の機材でのみの提供なのだが、先日、偶然にも機内Wi-Fiが使える機材に遭遇! 機内Wi-Fiって高いの? 安いの? 使いやすいの?? どんなものなのか実際に使ってみた。

・ANA国際線の一部の機材で実施中

「ANA Wi-Fi Service」は、公海及び使用認可国上空を飛行中に使える機内Wi-Fiサービスだ。2015年3月末までに、B777-300ER19機、そしてB767-300ERのうち9機に機内Wi-Fiが導入されるのだという。

ビジネス、エコノミー関係なく全クラスで利用可能。ただし、機内Wi-Fi対象の機材にあたるかどうかは、事前にはわからないとのことである。

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・利用の手順

利用の方法はとても簡単だ。離陸後、スマホやタブレット等無線LANが利用できる端末のWi-Fi検索画面から「OnAir」を選ぼう。

そしてブラウザを開くと、「ANA Wi-Fi Service」のポータルサイトにつながる。このサイトでは無料でロイター社の最新のニュースを閲覧することができる。メールやSNSの投稿、別のサイトの閲覧は有料プランの購入が必要だ。

・6ドル~の買い切り3プラン

有料プランは、5MBが6ドル(約725円)、10MBが12ドル(約1450円)、20MBが24ドル(約2900円)の3種類だ。嬉しいのは買い切りということ! 以前の記事で、機内Wi-Fiサービスを使ったら14万円も請求された男性を紹介したが、ANAの場合は使い切ったらそれまでなので、知らず知らずのうちに使いすぎることがない。

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また、逆に使いきれなくても、購入から30日間以内であれば続けて利用することが可能だ。

・まずは5MBを購入!

さて、どのプランにするか迷うところだが、気になったのは一番安い5MBのプランでも、「300文字程度のテキストなら充分な量を送受信可能」という点。「充分」って何さ……と気になったので、とりあえずアカウントを作成して5MBを購入してみたぞ!

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・メールもTwitterもサクサクできた!!

ということで、まずは画像つきツイートで「ちゃんとツイートできるかテストなう」。すると……できたーっ! タイムラグなくツイートすることができたぞ。しかも、即座にリプライまでいただいてウホッとなってしまった。

さらにiPhoneのiMassageで知人と20通ほどやりとり。画像の受信もサクサクだ。

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・ロケットニュースを見ようとしたら落ちた(笑)

おおお、イケるやん、イケるやん! すごいやん、機内Wi-Fi!! よーし、じゃあパパ、ロケットニュースも読んじゃうぞーっ……と思ったら……。重い、ロケットニュース重い(笑)。トップページを表示するのにジワ~っと時間がかかり、1つ記事を開いたそのとき……終~了~!! 購入した5MBを使い切ってしまったのであった。

追加容量を購入しようかと思ったが、機内Wi-Fiサービス終了のアナウンスが入ったため断念した。

・感想:体感としては結構いい

結局、5MBでできたことは、iMassageを20通(約350文字)+画像1枚を送受信、Twitterで6回ほどツイート(約100文字)+画像1枚。ロケットニュースを見ようとしたが、見られなかった……という結果だった。

充分な量かというと……普段の使い方にもよるが、ちょっと物足りなかったというのが個人的な感想だ。まぁ画像の送受信をやっちゃったしなぁ、仕方ないか。

しかし、体感スピードの方は悪くない。SNSやショートメッセージに関しては投稿も画像の送受信も特にストレスなく行える。また、ニュースを見たければ無料の「ANA Wi-Fi Service」ポータルサイトで充分だ。

・急ぎの連絡などに超便利

あとは、6ドル(約725円)を高いと思うか安い思うか……。ANAの場合、映画など他の機内サービスが充実しているので、ただの暇つぶしにしてはチョットお高めかもしれない。

だが、使い勝手は良かったので何か重要な連絡をしないといけないときなど、ちょっとしたときに大いにパワーを発揮してくれそうだ!

参考リンク:ANA「機内Wi-Fiサービスのご案内」
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼機内からの画像つきツイートもサクサクだった

▼購入した容量を使い切ったら、ポータルサイトに戻るだけ。知らない間に○万円も使っていた、なんてことがないのは安心だ
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