つい2週間前に『タルタル盛り揚げ丼』を発売したばかりの「かつや」から、本日2026年3月13日、早くも次なる新作『ウルトラエッグカツ丼』(税込979円)が登場した。

一見するとハムエッグ丼のようだが、その下にはしっかりロースカツが潜んでいる。朝食と昼食を一度に摂取できる、いわば “タイパ(タイムパフォーマンス)飯” である。

さっそく朝食を抜いて食べに行ってみた。

・「かつや」新商品

毎度毎度、意味の分からないことばかり言っている「かつや」公式だが、今回はいつにも増して拍車がかかっている。『ウルトラエッグカツ丼』のプレスリリースにはこんな一文が。


「頑張っていると無性にチャーシューエッグとベーコンエッグとソーセージエッグとロースカツを一緒に食べたくなる気分の時ありますよね?」


──ない。どういう状況なんだ。そんな限定的なケースのためにわざわざ開発されたのか。それがこちらの『ウルトラエッグカツ丼』である。


・現れたのは “チャベソー”

メニューの写真と違って、まるで卵が周囲をすべて飲み込んだかのよう。店舗によって仕上がりにだいぶ差がありそうだが、これはこれでカオティックで味わい深い気もする。


早々に卵を割ったら……


身動きがとれなくなっている具材たちを救出してあげよう。こちらはチャーシュー。


こちらはベーコン。


そして最後はボロニアソーセージ……なのだが、はっきり言ってソーセージというよりハムである。もう少し厚切りであってほしかった。


これら加工肉三銃士のことを、「かつや」は “チャベソー” と総称している。

チャーシューの「チャ」と、ベーコンの「ベ」と、ボロニアソーセージの「ソー」で “チャベソー” だそうだ。レミオロメンのバンド名の付け方か。



総称することに何の意味があるのかはよく分からないが、ぜひ名前だけでも覚えて帰ってください。


さて、私も家ではよくハムエッグを食べるが、こんなにミート密集率が高いエッグはおそらく初めてだ。

甘辛の醤油タレにブラックペッパーというシンプルな味付けながら、バラエティ豊かな “チャベソー” の面々のおかげで、口がまったく退屈しない。


卵料理なのに主演は肉という、実に「かつや」らしい料理に仕上がっている。下に敷いてあるキャベツと一緒に、あっという間にたいらげてしまった。すると次の瞬間……。


「おっす」


ロースカツが現れた。


・もう一人の主役

そうか、すっかり忘れていた。これって『ウルトラエッグカツ丼』だったっけ。朝ごはんを食べていたはずが、いきなり昼ごはんにワープしたような感覚で脳が混乱する。

まるでこの丼の中だけ時空が圧縮され、朝食と昼食の同時摂取が可能となっているかのようだ。タイパの概念もいよいよここまで来たか。


ただ、少し気になるのがカツの味付けの薄さである。一応、醤油タレはかかっているものの、同じ「かつや」のタレカツなどと比べると、若干パンチに欠けるような気がしなくもない。


そこで思い切って追いソースをしてみた。期間限定メニューを食べる時はあまりやらないのだが、まあたまにはいいだろう。


ついでに漬物もいっとくか。



こうしてロースカツをロースカツとして存分に楽しんだ後、ふと目の前にあった『ウルトラエッグカツ丼』の写真を見てこう思った。


こんな卵食べたか……?


・堪能からの忘却

そう、「かつや」の新商品『ウルトラエッグカツ丼』とは、つまるところ朝食と昼食を一度に摂取できるタイパの化身飯。

完食する頃には、最初に食べた卵のことなどすっかり忘れてしまっている。薄れゆく “チャベソー” の記憶。それはまるで蜃気楼のように……。


「かつや」が仕掛ける強引すぎるタイパ飯。朝と昼の時空が歪むこの奇妙な感覚を、ぜひ “かつや者” 諸君も店舗で味わってみてほしい。ではまた。

参考リンク:かつやプレスリリース
執筆:エクストリームかつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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▼もちろん定食もある。価格は税込1089円だ。

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