
「伝説のすた丼屋」がプロデュースする新業態『伝説の肉そば屋』が、千葉県船橋市にある「ららぽーとTOKYO-BAY」に2号店をオープンしていたようだ。以前、当サイトでは御茶ノ水にある1号店をレビューしたが、私(耕平)自身が「伝説の肉そば屋」に足を踏み入れるのは今回が初めてだ。
すた丼屋の秘伝のニンニク醤油ダレを使った “肉そば” という新ジャンル。丼ではなく麺で勝負するこのスピンオフ店で、メニュー表に目をやると、肉の量が基本の4倍にもなる最重量サイズ『伝説盛り』の文字が!
本家「伝説のすた丼屋」で数々の重量メニューを制した身としては、こちらも制覇せねば……という謎の闘争心が起こり、道場破りの如く吸い込まれるように店内に足を踏み入れた──。
伝説を受け継ぐもの
ららぽーとTOKYO-BAY内にある「伝説の肉そば屋 ららぽーとTOKYO-BAY店」。以前は「伝説のすた丼屋」だったが、どうやら新業態にリニューアルされた模様だ。
看板には「伝説系 すたみならーめん」「唯一無二」の文字がデカデカと掲げられている。店頭にはサンプルがズラリと並んでいた。
まずは店頭のメニューに目を通す。基本となるのは「ニンニク醤油肉そば」で、並サイズが税込858円。それ以外にも、ニンニクなしの「生姜醤油肉そば」や「旨辛味噌肉そば」など、バリエーションも豊富だ。
ニンニクなしメニューがあるのは「伝説のすた丼屋」との大きな違いだろう。すた丼屋はニンニクありきの世界観だが、こちらは生姜醤油やコーンバター生姜醤油など、ニンニクが苦手な人にも門戸が開かれている。
とはいえ、やはりここに来たからにはニンニク醤油で攻めたい。そして肝心のサイズ展開がこちらだ。
「基本サイズ」は麺並・肉並。「肉盛」は肉2倍。「挑戦」は肉3倍で麺も大サイズに。そして最上位に君臨するのが「伝説」……肉4倍、麺も特サイズという、まさに “伝説” の名を冠するにふさわしい最重量級メニューだ。しかも「肉盛りの伝説に挑戦!」というキャッチフレーズが、完全にこちらを煽りにきている。
「伝説のすた丼屋」では『超鬼盛り』という2.5倍サイズの丼を完食した過去がある。ならば、こちらでも最高峰に挑まない理由がない。迷う余地なく、注文するのは「伝説盛り」一択だ。
「伝説盛り」を注文
さっそく店内に入り、タブレットで注文する。他のメニューには目もくれず『合盛りニンニク醤油肉そば』の麺特・肉特、すなわち「伝説盛り」を注文。
タブレットの注文画面では無料カスタマイズが選べる。生玉子・野菜2倍・ねぎ10倍の中から1つ選べて、さらに背脂の量も選択可能。初めての方は背脂増量が「非推奨」とのことだが、今回はデフォルトの背脂普通で。そしてトッピングには「ねぎ10倍」(税込110円)を追加した。
注文確認画面を見ると、合計で税込1958円。「伝説のすた丼屋」の最重量メニューが2000円前後だったので、ほぼ同じ価格帯だ。注文を確定し、あとは待つだけ。
待っている間に卓上調味料をチェックする。
卓上を見て驚いた。調味料の種類がハンパない。「伝説の肉そば醤油」「粗挽き黒胡椒」「胡椒」「伝説のスパイス」「辛フライドガーリック」が上段に。
下段には「濃口醤油」「お酢」「ラー油」「おろしニンニク」、そして一番気になるのが「ウマミが覚醒するウマ辛ダレ」。全部で10種類と、本家「伝説のすた丼屋」の調味料ラインナップを遥かに凌駕している。
待つこと約10分。とうとう伝説が目の前に!
でけぇ……
溢れんばかりの肉・肉・肉。豚バラ肉が器の半分を覆い尽くし、その隣にはねぎ10倍のネギの山。中央にはぷっくりとした卵黄が鎮座し、奥にはもやしとキャベツの野菜。
そして存在感を放つ分厚いチャーシューが1枚、ドンと構えている。スープの表面には脂が浮き、ニンニクの香りがブワッと鼻を突く。まさに “ニンニク醤油の沼” だ。
いざ実食!
まずは豚バラ肉から攻めていく。箸でつまみ上げると……
量がやべぇ。
秘伝のニンニク醤油ダレがしっかり染みた豚バラ肉は、「伝説のすた丼屋」のすた丼で使われているものだろう。白米と一緒に掻き込む味が、今回は麺と合わせて楽しむことになる。この時点で期待値がグンと上がる。
続いて、ネギ10倍エリアの麺を引き上げてみる。
箸で麺を持ち上げるとネギも一緒にわしゃわしゃとくっついてくる。麺は全粒粉を使用した特注麺で、コシがしっかりしている。すた丼の柔らかい白米とは対照的に、麺は噛めば噛むほど味わい深い。
スープをレンゲですくってみると、表面に脂の膜が張っている。
ニンニク醤油の力強さの中に、奥行きのある旨味が感じられる。きっと白米と食べても、相性抜群だろう。
肉と麺を交互に食べ進めていく。肉4倍ということもあり、麺をすするたびに豚バラ肉が一緒にくっついてきて、もはや肉そばというより “そば入りの肉” と言ったほうが正しいかもしれない。
しかし、さすが “伝説” 。食べても食べても、麺と具が減っていく感じがない。
・味変で一気に勝負
ここで「すた丼」でもお馴染み、丼の中央に輝く「卵黄」を割って味変ゾーンに突入だ。
うん、マイルドになった。ただ麺料理なのでスープがあることで、すた丼ほど味変のインパクトはないように感じた。
そしていよいよ、卓上調味料の出番。まずは「伝説の肉そば醤油」を投入してみる。
果たして、どんなふうに味が変わるのか……
おっ、これは良い。スープの味が一段と引き締まって、全体のキレが増した。味が単調になりかけたところに、ちょうどいいアクセントだ。
続いて「伝説のスパイス」を振りかける。
麺をすすってみると、ピリッとしたスパイシーさが加わり、これもまた良い。肉の脂っこさが、このスパイスのおかげでスッキリした感じだ。
そして最後は、ずっと気になっていた「伝説の…ウマミが覚醒する ウマ辛ダレ」。
麺に少量を乗せて、口に運んでみると……
おお、これはヤバい!
辛さの中にじんわりとした旨味が広がる。ニンニク醤油スープとの相性も抜群で、味変としては今回試した中でダントツのヒットだった。「肉そば・チャーハン・焼売、何にかけてもウマミ覚醒!」と書いてあるので、他のメニューで試してみたくなるくらいだった。
その後、味変を繰り返し気がつけば、麺と具はほぼなくなっていた。そこで残しておいたチャーシューを堪能する。
チャーシューは1枚と控えめだが、厚みがあって食べ応えは十分だ。脂身と赤身のバランスが良く、スープに浸かったことでしっとりとした仕上がりになっている。
そして、残ったスープを味わいながら……
完食!!!
「伝説のすた丼屋」では完食すると見ることができる、器の底の文字は「掟」だが、こちらは「伝説継承」。私も最重量チャレンジという伝説を、スピンオフ店舗でも継承することができた。
──というわけで、食レポは以上だ。「伝説の肉そば屋」の最大サイズ『伝説盛り』は、肉4倍の名に恥じない圧倒的な肉量と、すた丼譲りのニンニク醤油の旨味を堪能できる最高の一杯だった。
個人的に驚いたのは、すた丼の「超鬼盛り」に比べると、こちらの方が圧倒的に食べやすかったこと。とりわけ卓上調味料を使用した味変のパターンの豊富さのおかげで、最後まで飽きることなく完食できた。食後の胃もたれも丼に比べると軽い。
もし「ららぽーとTOKYO-BAY」に訪れることがあれば、ぜひとも “伝説” を味わってみてはいかがだろうか。
参考リンク:伝説の肉そば屋
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
▼丼の側面にある文章には “想い” が込められていた

耕平
























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