
Amazonで買った中華製イヤホンが壊れた。正確に言うと、壊れかけている。右耳に当てる方のイヤホンから、音が一切聞こえないのだ。
実に不便である。ゆえに買い替えようと思ってAmazonを見ているとき、ふと気になってその商品をサクラチェッカーにかけてみた。すると、「危険」との判定。
やっちまった。サクラチェッカーで真っ黒判定のイヤホンを掴んでいたとは。壊れるのも無理はない……と思ったわけではない。むしろ、心の中に生まれたのは真逆の感情と言っていいだろう。
・ザ 中華製イヤホン
最初に言っておくと、そのイヤホンの購入価格は3899円。正式名称は以下の通りだ。
「【業界大容量 耳掛け式イヤホン】Bluetooth ワイヤレス 1200mAhバッテリー 最大20時間再生 Hi-Fi音質 AAC/SBC対応 ヘッドホン Type-C急速充電 落ちにくい 外れない 快適装着感 LEDバッテリー残量ディスプレイ スポーツイヤホン ハンズフリー通話 マイク内蔵 片耳/両耳 左右分離型 自動ペアリング 瞬時接続 多機能物理ボタン 誤操作防止 カルナ型 ランニング/ゲーム/通勤通学/在宅勤務/zoom/skypeに適用 日本語音声 (ブラック) ※原文まま」
メーカーは『Ziswin』というところで、「出荷元 / 販売元」の欄には『秋天芳子贸易商行』と記載がある。
さらに、Amazonの販売ページには随所に日本語の怪しいところが。早い話が、バリバリの中華製イヤホンである。
でも、そのあたりは覚悟の上。なんといっても、中華製は前に使っていたAppleのイヤホン(Powerbeats 4th generation)より格段に安い。
かといって、あまりに安すぎるのは怖いな……と思って探した結果、こちらのイヤホンに落ち着いた次第。
・予想外だった点
そしてここがポイントなのだが、Amazonの購入履歴を見ると私が今のイヤホンを購入したのは2023年の7月とある。
そう、このイヤホンは2年半も問題なく使えていたのだ。中華製で、ちょっと怪しく、Appleのイヤホンに比べたらめちゃくちゃ安く、サクラチェッカーの判定が真っ黒なイヤホンが、である。
安物買いの銭失いになることを覚悟して購入した私からすると、これは予想外の大健闘。なんなら、Powerbeatsより問題なく使える期間が長かったような……。
さらに言うと、この中華製イヤホンは私を長年悩ませてきた「iPhoneのBluetooth接続がスムーズにできない問題」をおおむね解決してくれたのである。
誤解しないでいただきたい。だからといって、私がこのイヤホンを読者の皆さんにオススメしているわけではない。“2年半もった” とか “特に問題なかった” のはあくまで私個人のケースであり、他がどうなのかはわからない。
また、「中華製は問題ない」なんてことを言うつもりも毛頭ない。そもそも “中華製” といっても多種多様で、一概には言えないだろう。
ただ、1つの事実として、あまり期待していなかったイヤホンが、サクラチェッカー判定が真っ黒な中華製イヤホンが、2年半も故障なく現役生活を全うしてくれたということ。そこに、買った本人である私自身が戸惑っているのだ。
・次のイヤホンはどうすればいいのか?
こうなると、次のイヤホン選びが難しい。また、中華製いくか? イヤホンを「絶対に壊れる消耗品」と考えれば、できるだけ安く済ませて浮いたお金を他に使う方が幸せなのかもしれない。
いや、そのように “安さ” と ”それなりの性能” を重視して中華製を選んでいくのは、色々な意味で怖い。
そもそも、中華製のイヤホンを何本買おうとも、私が中華系メーカーのファンになる可能性はほぼないだろう。
その点、Appleとは正反対だ。あれだけ悩まされたPowerbeatsを今でも欲しいと思うのだから、自分でも不思議である。
ということはやはり、高くてもいいから自分の好きなメーカーのものを身につける方が幸せなのではないか? だったら、次は奮発してPowerbeatsか?
私にはわからない。サクラチェッカーを信用していいのかどうかもわからなければ、中華製イヤホンを本当に信用していいのかどうかもわからない。
いま私の頭の中にあるのは、「本当の幸せ教えてよ、壊れかけのイヤホン」という しょうもないフレーズだけである。
参考リンク:Amazon、サクラチェッカー
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼さらに前に使っていたPowerbeats。一応言っておくと、音に関しては今使っている中華製イヤホンと勝負にならない。価格差があるから当然だが、Powerbeatsの圧勝
▼それでも大健闘してくれた中華製イヤホン。なお、本来はフタがくっついているが、長く使っているうちに接続部分が割れてこのような形状に
▼音質的には “それなり” のレベルだが、動画などの音を聞き取るのは問題なかった
▼懐かしい!
和才雄一郎







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