
丸亀製麺が各地にチェーン展開した結果、コシの強いうどんが全国的に主流となった感は否めない。しかしながら、コシの強さだけがうどんの魅力ではないはず。
というのは、私(佐藤)はその昔、福岡を訪ねた時に、チェーン店の「牧のうどん」に衝撃を受けた。麺にコシがなくやわやわだったのだ。それまでに味わったことのないうどんの食感に戸惑うと共に、その美味しさを忘れることができない。
そんなやわやわなうどんの専門店が、東京・表参道にオープンした。「中村にぼし」は博多の味を忠実に再現しており、ひと口食べた瞬間に、福岡で牧のうどんを初めて食べたその日のことを鮮明に思い出した。
・牧のうどんの思い出
私が初めて牧のうどんで食べたのは、2013年のことだ。そのとき利用したタクシーの運転手さんにおすすめのうどん屋さんを尋ねたところ、空港に近い店舗に連れていって頂いた。しかもちょうど昼時だったので、運転手さんも食事に入って、その場でおすすめのメニューと食べ方までレクチャーして頂いている。
そのときに食べたのが「肉ごぼううどん」だった。
麺の柔らかさにも驚いたのだが、汁がどんどんなくなっていくのにも驚いた。麺が柔らかいから汁を吸い続けるので、出汁を足しながら食べるのである。すると麺は次第に膨張して、食べても食べても全然減らない。気づけばおなかはパンパン。味もさることながら、やわやわ麺が減らなかったのも記憶に残っている。
・あの福岡うどんだ!
さて、そんな思い出深い福岡のうどんの新店は、アップルストア表参道から徒歩約1分のところにある。
あれ? なんかこの辺り来たことあるなあ~……。そういえば! 昨年寿司の名店「おのでら」が新業態のラーメン屋をオープンした場所だ。隣がそのお店だ。
たしか去年来たとき、テレビ取材が入っていてお店を利用できなかったんだっけな。そのとき別のお店で食べたホットサンドが美味かったんだ。おのでらのラーメン店には、それ以降行ってなかったな。
ラーメンはさておき、今日はうどん。2025年11月11日にオープンしたばかりであまり知られていないのか、入店時のお客さんは私しかいなかった。貸し切り状態でゆったり食事できたぞ。
まずは券売機で食券を購入。お店は完全キャッシュレスで現金が使えないのでご注意を。まずはうどんのかけ・ぶっかけのいずれかを選ぶ。今日は寒いのでかけで行こう。普通盛りが1杯税込590円だ。
続いてトッピングの天ぷらを選ぶ。揚げ立てを別皿で提供するとのこと。別途白ご飯を注文して、卓上の特製天丼のタレでオリジナル天丼を楽しむこともできるそうだ。
ということで、私はかけうどんとごぼ天(税込150円)・大海老天(税込390円)・ちくわ磯辺揚げ(税込180円)・舞茸天(税込120円)を頼んだ。
席に着くと目の前に薬味が並んでいる。揚げ玉・にぼし油・天丼タレ・塩・七味、にぼしの香りを強める場合はにぼし油をかけるのだとか。
カウンターに食券を置いて少しすると、いきなりうどんが出てきた! すかさず海老天と磯辺揚げも登場! 早くない? まだ座ってそれほど時間が経ってないけど。
このお店は「美味しいものをサクッと」をコンセプトにしており、スピード提供に力を入れているそうだ。駅にお店があったらかなり重宝しそうなんだけど、あいにく駅から少し離れてるんだよなあ。いずれにしても、早いのは有難い。
さらに少しして注文商品がすべて揃った。意外と豪勢な昼飯になっちゃったなあ。トッピングの選択肢が多いと、つい頼み過ぎちゃうよね。
まずはうどん。麺は見るからに柔らかそうだ。汁は澄んでいてほのかに魚介の香りがする。
まずはひと口すすってみると、口に含んだ瞬間はにぼしの風味がグッとくるが、あとを引かないあっさりとした旨味。個人的に強すぎるにぼし感は好みではないのだが、このくらいあとを引かない上品な味だったら問題ない。むしろ好きな類だ。
ごぼ天・舞茸天・磯辺揚げ、それに揚げ玉を投下して、オリジナル博多うどんの完成。かけうどんのままでもいいけど、やっぱ天ぷらがないと盛り上がらないよね。
天ぷらのセッティングが整ったところで、さっそくうどんをすすり上げると……。これは!? 福岡で食べたあのやわやわうどんの食感じゃないか! 歯ごたえはなく、麺が口の中にまとわり付いてくる。まるで細長い餅でも食っているような、弾力と粘り! まさしく記憶にあるうどんだ。
都内でここまで忠実に柔らかいうどんを提供しているお店は少ないかも。ひょっとすると資さんうどんもこれくらいの柔らかさなのだろうか? とにかくここのはたしかに福岡のうどんだ。
ひと口すすって思い出した。12年前に食べた牧のうどんもそうであったように、汁が熱い! 想像して頂きたい、アツアツの汁のかかった細長い餅をすする状況を。アツアツなんですよ! むせるほどアツいんですよ! だが、それでこそ福岡のうどんなのである。
熱い、早く食べないと麺が汁を吸って、増量してしまう。でも熱い! そのジレンマこそが福岡のうどんではないかと思っているのだが、それは間違った解釈ですか?
ある程度、うどんを食べ進めて増量を防げるラインまで減らしたところで、残った天ぷらをご飯にのせて天丼にしました。
天ぷらはどれも揚げ立てでサクサク。甘辛い天丼タレをかけて頬張ると、口の中で衣が弾ける音がする。いいですねえ、アツアツうどんとサクサク天ぷら。言うまでもなく、相性はバッチリ!
ということで、表参道に本格博多うどんのお店できました。出身者の方はもちろん、未体験の方もぜひ。やわやわうどんの美味しさを知って頂きたい。
佐藤英典













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