Amazonで1068円の「サウンドクラシックトレイン」を購入した。電車・レールセットのカテゴリーで強烈に低評価をくらっている商品である。レビューは2件、どちらも星1で「蒸気機関車の音じゃない」「まともに走らない」と散々な様子。

値段が1000円程度なので評価が厳し過ぎる気がしなくもないが、果たして実際のところはどうなのか? 商品が届いたのでさっそくレポートしていきたい!

・サウンドクラシックトレイン

パッケージには「迫力の走行サウンド!」「レールを力強く走る!」とレビューとは真逆の力強いフレーズが並んでいた。これが後にフリとなるのか、それとも本当に迫力があるのか……そのあたりが今回のポイントとなるだろう。


さっそく開封してみると、中には機関車と貨物車、12本のレールに加えて、南国風のヤシの木が2本。線路の直径が約1メートルで、組み立てればぐるりと円形コースになるようだ。


ぶっちゃけ全体的に安っぽいつくりだが、まあ価格相応というか、独特の安っぽさも込みで楽しむ商品だと思われる。


説明によると、走行中に「汽笛の音」「走行音」「蒸気音」「鐘の音」の4種類が鳴り響くらしい。さすがサウンドクラシックトレインと名乗るだけのことはある。


・組み立ては簡単

組み立ては至ってシンプル。レールをカチカチとはめ込むだけなので数分で準備完了だ。


ただし機関車本体に単3電池2本をセットする際は、フタをネジ止めしなければならない。これは激しい動きに耐えるためではなく、安い玩具のフタはネジ止めが標準だからだ。期待しすぎてはいけない。


・走らせてみた

電池を入れた状態でスイッチを入れたら、赤いライトが点灯して車輪がガタガタと動き出した


まさにレールを力強く走りそうな動き。


いざレールを走らせてみると……


カラカラと乾いた音を立てながらマイペースに進んでいく。迫力は皆無だが、穏やかな田舎道をのんきに走っているようだ


・サウンドどうした?

そして注目のサウンドについては、たしかに音は鳴っている。ただ1番存在感があるのは車輪がレールに当たるカラカラ音。耳をすませば微かに「蒸気音」や「走行音」が聞こえるような……そんなレベルだった。


てか、効果音の中で1番主張の強い電子音は「鐘の音」だろうか? 中国製品っぽい謎のサウンドが定期的に流れてくる……ちなみに商品ページのレビューにも動画が投稿されているが、その音ともちょっと違う。もしかしたらいくつかパターンがあるのかも。なんで?

ともあれ価格は1000円前後。チープながらもちゃんと走って音も出ている時点で星3くらいあげてもいい気がした。子供が遊ぶ分には十分だと思う。皆さんはどう思うだろうか。現場からは以上です!


参考リンク:Amazon「サウンドクラシックトレイン」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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