生で食べられるトウモロコシ」と聞いて、あなたはどう思うだろうか? まだまだ世の中的に珍しい部類であるには違いないが、少なくとも私自身は「生で食べられるトウモロコシ」の存在を知っていたし、何なら食べたこともある。

ただ、それが「JR秋葉原駅構内で購入できる」と聞いたらどうだろう? ちょっと試したくならないだろうか? つい先日、ひょんなことから入手した「生で食べられるトウモロコシ」は、果物ばりに甘~いトウモロコシであった。

・アキバにて

あれは数日前、お盆の最中のこと。友人とJR秋葉原駅構内で待ち合せしていたところ、時間になっても友人が現れない。やがて数分後に到着した友人が「そこで生で食べられるトウモロコシが売ってたんですよ!」と言うではないか。

かつて青森県産の「獄きみ」を購入した際はネットを利用したが、まさかJR秋葉原駅の構内で生で食べられるトウモロコシが売っているとは。一緒にいた娘も「食べてみたい!」と言うので、ひとっ走りトウモロコシを購入しに向かった。

・不定期販売

トウモロコシを売っていたのは中央改札のすぐわきっちょにある地産品ショップ「のもの」である。普段は全国の名産品を取り扱っているお店であるが、夏は不定期で「朝獲れトウモロコシ」を販売しているらしい。

このトウモロコシは長野県の八ヶ岳にある「ハマラノーエン」で今朝収穫されたものを、特急あずさで運んできたんだとか。価格はトウモロコシとしては破格の1本465円だったが、鮮度と珍しさを考えれば高いとは感じなかった。

というわけでトウモロコシを2本購入しダッシュで帰宅! 店員さんによれば「今朝獲れたばかりですので、せっかくなら今日のうちにお召し上がりください」とのことだったので、一目散に食べてみることにした。


・しゅごい

で、皮をむいたトウモロコシはツヤツヤを超えてキラッキラ!! 目が眩むほどにまぶしいトウモロコシや! さっそく食べてみたところ……


あまぁぁーーーーーーい!


いや、わかっちゃいたが、これは甘い!! 最高糖度は22度と聞いていたが、完全に野菜ではなくフルーツ! まるでフルーツジュースを飲んでいるかのように、最後の最後まで甘かった。

また生ゆえのシャキシャキした歯応えも最高で「フレッシュ」という概念を具現化したかのような味わいに感動を禁じ得ない。娘も「甘い甘い」と言いながら、最後までトウモロコシにしゃぶりついていた。


先述のように生で食べられるトウモロコシ自体はネット等で購入できるが、タイミングさえ合えばJR秋葉原駅構内でも購入できるという事実。出会い頭的な要素が強い分、ドラマティックなトウモロコシとも言えそうだ。

なお、私が購入した日は駅の構内放送でもアナウンスをしていたので、気になる人は聞き耳を立てておくとヨロシ。さすればとんでもなく美味なトウモロコシに巡り合えるかもしれないぞ。

参考リンク:のものエキュート秋葉原店ハマラノーエン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼トウモロコシと一緒に購入した新潟県産のだだちゃ豆も美味だった。

▼公式Xでアナウンスされることもあるらしい。