※当記事は2023年10月8日に公開された記事で若干のチューニング、編集をほどこして再掲しています。
100円ショップには日頃からシャレにならんくらいお世話になっているが、今回ばかりは不本意ながら敗北を認めざるを得ないかもしれない。
先日、玄関掃除用の ほうきとちりとりを100均から別の商品に切り替えたところ、明らかな変化を実感したのだ。どう変わったかは以下でお伝えしよう。
・100均の掃除道具
我が家でこれまで使っていたのは、ダイソーの『ほうき』と『ちりとり』という商品。値段はそれぞれ税込110円(※購入当時)だった。
かなり人気の商品らしく、ちりとりの方はダイソーネットストアにおいて全エリアで在庫なしという状態もあったほど。この安さならそれも当然か。
しかし、だからといって安っぽくはなく、むしろかなりしっかりしている。持ち手がそこそこ長くて便利だ。ちりとりは手を放しても自立してくれるし……
玄関掃除くらいならこれで十分な気がする。というワケで、購入後は玄関の端に立てて置いていたのだが……
・徐々に違和感
数カ月使ってみて思ったのは、やはり満点には程遠いなということだった。ものすご~く些細なんだけど、ど~~にも気になる点がいろいろ出てきたのである。
例えば、ブラシの作りが甘くて掃きやすさがイマイチだったり、ちりとりが微妙にガタガタしていて倒れてしまったり。
こりゃダメだ! ってほどではないにしても、毎回地味にストレスなのだ。加えて見た目も、なんというか気分がアガらない。別に悪くないんだけど、どうも気持ちが盛り下がってしまう。
・新戦力
そこで思い切って選手を交代することに。新たに投入したのは、マーナ(marna)の『ほうき ちりとり』セットで価格は税込1791円。アマゾンの “ほうきカテゴリ” においてベストセラー1位の商品だ(2024年11月時点)。
ダイソー製とタイプは異なるが、こちらも立たせてすっきり収納することができる。見ての通り相当コンパクトである。
持ち手が短いこともあって、掃く際に軽くかがむ必要があるものの(賛否が分かれそうなポイントだ)、ブラシが斜めになっているからか非常に掃除しやすい。玄関のスミにもしっかりフィットしてくれるぞ。
ちりとりには、ゴミが戻らないための段差が付いており、こういったちょっとした工夫がストレスを軽減してくれているような気がした。不満らしい不満が見当たらない。これは大事なことではないか。
おまけにデザインもいいしね。マーナの丸みを帯びた柔らかなフォルムは、ずっと玄関に置いておいてもまったく嫌な感じがしないのだ。家を出るたびに指差して「よし!」と言いたくなる。
さて、以上の経験から改めて思ったのは、もしかしたら100均のグッズって、毎日使ったり常に見えていたりするモノには、あまり選ばない方がいいのかもしれない……ということだった。
こまごまとした雑貨や消耗品だったり、「あまり使わないだろうけど、どうしても必要になって買わないといけないモノ」などだったら100均で十分だし、むしろそういう時の100均の頼もしさときたら異常だ。
しかし、日常的に使う生活用品の場合は、やはりそれなりにしっかりした商品を買うに限る……という、ある種の真理のようなものを、マーナのほうき&ちりとりは私に教えてくれたような気がする。
・要は使い分け
もちろん今後も100均には大いにお世話になるつもりだ。が、すべて100均で統一すればいいというものでもない。何事も適材適所が大切なのである。
参考リンク:マーナ ほうき ちりとり セット(Amazon・楽天市場)
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.