「九州の小京都」こと大分県日田市は、江戸時代に幕府直轄の “天領” として九州の政治・経済・文化の中心地として発展したという。最近は漫画『進撃の巨人』のファンが集う聖地としても有名。パリパリに焼いた「日田焼きそば」も人気だ。

そんな日田までは、博多から車・電車ともに1時間ちょっとの距離。ドライブで日帰りもできるし、別府や湯布院に行く途中にあるから旅のルートに入れてもOK。と、前置きが長くなってしまったが今回は……

福岡から日帰りで行きたくなる最強の温泉「琴ひら温泉 ゆめ山水」を紹介したい。これから寒くなる季節にいいぞ〜!

・ゆめ山水

ゆめ山水があるのは、日田駅から車で約10分。ちなみに日田焼きそばの想夫恋(そうふれん)の総本店や、道の駅「日田天領水の里 元氣の里」、サッポロビールの九州日田工場(進撃の巨人ミュージアム)も10分圏内だ。

中心街から少し南下するだけで、一気に秘境じみた雰囲気になる。そのまま高瀬川沿いを進んで行くと目印となる「琴平温泉」の看板が見えてきて……ついに目的地・ゆめ山水に到着である!



・露天風呂へ

レトロな番台で入浴料を支払う。大人(中学生以上)800円、小人(4歳〜小学生)400円。それと家族風呂が16室(60分2000円〜2500円)と多いのも特徴だ。


今回は男性用の露天風呂へ。のれんをくぐって両サイドに脱衣所がある。というのは露天風呂が2種類あるためだ。向かって左が「のらり湯」、右が「あうんの湯」となる。


んで、これが正解かどうか分からないが「のらり湯」から「あうん湯」に移動する際に、どうしても全裸で入口前を移動することになってしまう

もちろんタオルで前を隠しながら移動をするものの、タイミングによっては恥ずかしい思いをするかもしれない。小走りするのも危ないし、かといって移動する度に着替えるのも面倒だ。自然と溶け込むつもりで堂々と歩くのが良いだろう。



・川と一体化

いや、そんな全裸移動の話なんてどうでもいい。どちらの露天風呂も川岸の景色と一体化しているのが最大の特徴だ。

川のせせらぎも込みで日田の大自然を満喫できる。泉質も良く、しっとり柔らかいお湯で最高に気持ちがいい。

ちなみに写真は「のらり湯」だが、1番下流に面した「あうんの湯」は本当に川の真横。水面の高さとほぼ同じ露天風呂に浸かることができる。向こう岸には滝も見えるのだ。なんなら、夏は少し奥の方で川遊びをしている小学生軍団の姿まで確認できたぞ。

夜もロマンチックかもしれないが個人的には昼の方が好き。福岡から日帰りで行くなら、温泉 & 日田焼きそばだけでも十分満足できるだろう。進撃の巨人ファンの方もぜひ。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称琴ひら温泉 ゆめ山水
住所:大分県日田市琴平町1571-1
時間:12:00〜20:45 / 土日祝 11:00〜21:00(家族風呂については公式サイトをご覧ください)
休日:無休

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.