みなさんは1人暮らしをされたことがあるだろうか? 私は若かりし頃、何年か1人暮らしをしていた。不便や多少の寂しさはあったものの、親元を離れて暮らすことで多少は成長できたのかもしれない。

さて、1人暮らしでまず問題になるのが「食事」である。かつて私はおでんを大量に作っていたが、さきほど松屋で注文したメニューを見て当時を思い出さずにはいられなかった。なぜなら……。

・自炊

女性の1人暮らしについてはよくわからないが、やはり男性の1人暮らしは外食やコンビニ食がメインになりがちなのだろう。自炊は意外とコストもかかる上、シンプルに面倒だからだ。

とはいえ、どれだけものぐさな男性でも、たまには簡単な料理くらいはするもの。むしろ普段さほど料理をしない男性ほど、いざ料理をするとなると意外とテンションが上がりがちになる気がする。

2024年10月29日から一部の松屋で販売されている店舗限定メニューは、まさにそんな商品。1人暮らしの男性(21歳)が、テンション任せに作りあげたかのような料理なのである。その正体とは……


スクランブルエッグ焼肉定食!


いや、自炊か!!!


そう、松屋の定番「牛焼肉定食」にスクランブルエッグをのっけただけの「1 + 1 = 2ですッ!!」みたいな、偏差値の低さがモロバレのメニューなのである! 「みんなの食卓でありたい」ってそういう意味じゃねえわ!!

・味も自炊

で、実際に味も特に何も起こっていないところが恐ろしい。焼肉は焼肉であり、スクランブルはスクランブルエッグ。化学反応は垣間見えず、単純に「焼肉」と「スクランブルエッグ」である。

というか、そもそも松屋の「牛焼肉」には軽い下味しか付いていないため、なんなら自分でかける「タレの味」と言っていいかもしれない。どこまでも自炊感丸出しのメニューである。

ただし、味について特に不満はなく「焼肉」「スクランブルエッグ」「タレ」は普通にウマい。タレの量次第でご飯がススムくん系の味付けにもなるため、これはこれでアリという人もいらっしゃることだろう。

どんなに料理が苦手でも、牛肉とタマゴがあればこれくらいは作る。目玉焼きや卵焼きより簡単な「スクランブルエッグ」というところが、とてつもない自炊感を生み出していた。

・全国販売なるか

なお、松屋では「スクランブルエッグ焼肉定食」の発売と同時に、複数のメニューの発売を開始している。その熾烈なテスト販売を、果たして「スクランブルエッグ焼肉定食」は生き残ることが出来るのだろうか?

というわけで、自炊感丸出しの「スクランブルエッグ焼肉定食」についてお知らせした。「スクランブルエッグ焼肉定食」は1人前880円、一部店舗限定で販売中なので、興味がある方はぜひお試しあれ。

参考リンク:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.