元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があればミスドにも行ける。そして1000円あればミスドで大満足できる!! シリーズ『最高な1000円の使い方』の第21回は、日本最強ドーナツショップ「ミスタードーナツ」が登場だ。

ドーナツのみならず、パイや飲茶も充実するミスタードーナツで、参加者たちはどんなオーダーを見せたのか? 合計10名でお届けする『最高な1000円の使い方 ミスタードーナツ編』は以下でご参照いただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。

当然ながら1円でもオーバーした時点で即失格! センスや知識はもちろんこと「1000円のポテンシャルをどれだけ引き出せるか?」が見せ場のガチ企画となっている。

さて、日本のドーナツ市場では圧倒的な強さを見せるミスタードーナツ。海外に行くとほとんど見かけないことはさておき、多くの日本人にとって「ドーナツショップ = ミスド」であることは間違いない。

また冒頭でもお伝えした通り、ドーナツのみならず「パイ」「マフィン」「飲茶」などなど、ミスドのレパートリーは意外と豊富。「どれを軸に攻めるのか?」が勝負の鍵を握りそうだ。

というわけで、参加者たちが計算に計算を重ねた「ミスタードーナツで最高な1000円の使い方」は以下の通りである! ぜひ記事の最後で投票してねーーーー!!



・原田たかし「これがミスドの最適解セット」

オールドファッション × 6個: 972円 …… 合計 972円

「人それぞれ好みはあるが、オールドファッションが嫌いな人はそういないだろう。そして私はこれに全BET。

なぜなら1000円分のドーナツは1人で食べるんじゃなく、誰かと共有して食べるものだと思っているから。ミスドを他の誰かに差し入れることを想像してみてほしい。

いろいろ詰め込むのもいいが、これが最適解じゃなかろうか。誰がどれをとってもオールドファッションだから、高確率で皆ハッピー。これぞ最高な1000円の使い方だ」


オールドファッションにフルベットする、男らしさ全開のオーダーを見せた原田。一定の得票はありそうだが、なぜドーナツの裏側を写しているのか? かなり疑問である。


・古沢崇道「秋のポンデづくしセット」

ポン・デ・魔法使い: 194円
ポン・デ・いちごのブラックサンダー: 216円
ポン・デ・リング: 162円
ミスド アイスコーヒー: 324円 …… 合計 896円

「ミスドの看板商品のひとつ、ポン・デ・リング。しっとりモチモチとした食感は私も大好きで、ミスドを訪れたら必ず注文するドーナツである。ちょうど秋の新作が登場しているらしく、1000円を握りしめて買いに行ってみたら……

めっちゃカワイイ! ハロウィンバージョンやブラックサンダーとのコラボにズキュンと心を射抜かれてしまった。もう即買い必至である。そこに定番のポン・デ・リングとアイスコーヒーを添えれば、見てよし食べてよしの大満足ポンデづくしが出来上がりィィ!!!

いまの季節にミスドで1000円を使うならコレでしょ」


ポン・デ・リングに「ズキュンと心を射抜かれてしまった」というほど、乙女心全開の古沢。意外にもポン・デ・リングだけで攻めたのは古沢だけである。強力なポン・デ票を獲得できるだろうか?


・佐藤英典「お得なドリンクセット(コーヒーおかわり自由)」

チーズドッグ: 440円
ブレンドコーヒー: 234円
ホット・セイボリーパイ BBQフランクフルト: 242円 ……合計 916円(セット価格適用)

「ミスドといえば「ドーナツ」と言いたいところだが違う! ミスドといえばブレンドコーヒーおかわり自由である。これを頼まずして、1000円以内を目指すなど笑止千万。テイクアウトなどもってのほかである。

さらにミスドのホットドッグは美味いと、以前の記事でも紹介している。ドーナツを頼んでいる時点で、素人と言わざるを得ない。同じドーナツを何個も頼んでいるヤツもいるらしいが、ミスドを知らなすぎる。

私はコレに、ホット・セイボリーパイのフランクフルトでさらにソーセージを重ねる選択をした。昼食としても食べ応えがあり、なおかつコーヒーおかわりし放題! しかも単品オーダーよりも断然お得だ。ほんとのほんとにオススメセットである」


事務所に入るや否や「今回は勝ったな~」と、かつてないほど雄弁だった佐藤パイセン。食事に特化した点はもちろんのこと「おかわり自由のブレンドコーヒー」は流石のチョイスと言えよう。久々の優勝を狙いたい。


・砂子間正貫「氷コーヒーが主役の最強セット」

エビグラタンパイ: 242円
氷コーヒー(ドリンクセット適用): 336円
ポン・デ・リング: 165円
オールドファッションハニー: 176円 …… 合計 919円

「ミスドといえば「ブレンドコーヒー」と言いたいところだが違う! ミスドといえば「氷コーヒー」だ。これを頼まずして1000円以内を目指すなど笑止千万。ブレンドコーヒーをおかわりしまくっている時点で素人と言わざるを得ない。何時間居座るつもりだよ。

氷コーヒーとは、ほろ苦いコーヒーが氷になっている大人気ドリンク。予算1000円なら絶対に頼むべきだろう。さらに1個でも満足感のあるエビグラタンパイ、定番のポン・デ・リング、上級者向けのオールドファッションハニーという最強の布陣で優勝待ったなしだ!


佐藤パイセンのことが大好きな砂子間は、今回も佐藤パイセンのコメントに被せてきた。……が、その組み立ては綿密で一通りの人気ドーナツは押さえている。佐藤パイセンを出し抜くことはできるのだろうか?


・和才雄一郎「自分も周りも楽しめるセット」

オールドファッションハニー: 172円
ゴールデンチョコレート: 172円
ポン・デ・リング: 162円
エンゼルクリーム: 172円
ドーナツポップ8個: 302円 …… 合計 980円

「ミスドで最強は「オールドファッションハニー」である。異論は認めない……と言いたいところだが、結局それは好みの問題。ミスドで長くショーケースに並んでいる商品はどれも猛者なので、誰にとってもベストの商品を決めるのは難しい。

でも、だからこそ「ドーナツポップ」なのだ。小さいドーナツが入っているセットだから、何か1つは好みのものがあるはず。というか、こういう気遣い商品が入っていることで誰にとっても楽しめるラインナップになる。それが嬉しい。

あとは好みのものを詰め合わせれば、自分も楽しめるし、周りの人も楽しめるセットになる。誰かと一緒に楽しめることがミスド最大の魅力であることを考えれば、これこそ最強の1000円の使い方であろう」


意外にも小回りが利く「ドーナツポップ」を選んだのは和才だけ。細かく見ると「ドーナツ12個」という強力なセットが完成していた。圧倒的なボリュームで優勝候補に躍り出たか?


・GO羽鳥「ひたすら自分が好きなもの買ってみたセット」

チョコレート: 162円
チョコレート: 162円
チョコファッション: 172円
シュガーレイズド: 162円
ハニーチュロ: 162円
エンゼルクリーム: 172円
レジ袋: 3円 …… 合計 995円

「ミスドといえばチョコレート。昔っからミスドに行ったら絶対にチョコレート。1個しか買えないなら絶対に選ぶのはチョコレート。それが今回は会社の経費で1000円も使って良いとのことなので、2個もチョコレートを買ったった!

あと「チョコファッション」も絶対。なぜか生まれてこのかた近所にミスドが無い生活ばかり続いているので、ミスドの代わりにセブンの「チョコオールドファッション」を買ったりもするが、ミスドがあるなら「チョコファッション」だ。

あとは「エンゼルクリーム」とかもできたら買いたい。クリーム系、欲しいからね。んで、これらをエスプレッソなどと一緒に楽しむのが羽鳥流。一気に3つも食べちゃった。のこり3つは明日用。近所にミスド、できないかなぁ……」


「レジ袋3円」で限りなく1000円に近づけた羽鳥のオーダー。大好きなチョコレートを軸に、バラエティ豊かなドーナツセットとなっている。なお、文中にある「エスプレッソ」は購入していない。


・御花畑マリコ「ミスドde モチモチ台湾グルメ満喫セット」

台湾粉粿(フングイ)フルーツティー: 550円
台湾胡椒餅風パイ: 264円
ポンデ黒糖: 165円 …… 合計 979円

「ミスドは日本における飲茶の開拓者! 昔からミスドの台湾メニューは間違いないのである。今回のイチオシは「台湾粉粿(フングイ)フルーツティー」。

中にベリー果肉とモチモチのタピオカみたいなゼリーが入っててスタバのフラペに匹敵する美味さ。これが飲めるのはミスドだけ。

そして秋からスタートしたご飯系の「胡椒餅パイ」で甘い×しょっぱい系に。デザートに大好きなポンデリングの組み合わせでモチモチ好きは間違いない!」


1000円のうちの半分以上に相当する「550円」を、期間限定ドリンクに突っ込んだ御花畑。これが本企画で圧倒的な勝率を見せる “1000円の女王” たる所以だろうか? 男性陣にはない発想である。


・P.K.サンジュン「ザクもっち独り占めセット」

ザクもっちドッグ メキシカン: 308円
ブレンドコーヒー(セット価格): 234円
ハニーディップ: 165円
さつまいも香ばしブリュレ: 198円 …… 合計 905円

「ミスドと言えばドーナツであることは間違いないが、ここ最近は私の中で “ザクもっちの店” となりつつある。それほどザクもっちドッグはめちゃんこウマいのだ。

情報に敏感であるハズのロケニューライターたちがそれを知らないとは……普通に可哀想。というわけで、願ったりかなったりの「ザクもっち独り占めセット」が完成した。

ザクもっちをセンターに据えつつ、大好きなシュガーレイズドが無かったところをハニーディップで穴埋め。さらには新商品も試す余裕もあり。ドリンクはもちろんおかわり自由のブレンドコーヒーで決まりだ。ああ、敗北が知りたい」


正直、ザクもっちは本当にウマい。他にも「ピザッタ」などの新商品も試したが、ザクもっちは頭3つくらい飛びぬけている。ゆえに “ザクもっち被り” を心配していたが杞憂に終わりそうだ。太らないなら毎日5個食べたいほどウマい。


・あひるねこ「万能差し入れセット」

ポン・デ・リング: 162円
ポン・デ・黒糖: 162円
オールドファッション: 162円
エンゼルフレンチ: 172円
エンゼルクリーム: 172円
ハニーチュロ: 162円 …… 合計 992円

「私にとってミスドとは、最良の差し入れスイーツである。よってここには私の好みは反映されていない。限られた予算内で、広く人気がありそうな商品を、なるべく偏らないようバランスを考え選んだつもりだ。

他のメンバーのチョイスを見ていると、皆自分のことだけを考え、欲望を丸出しにしていて気が滅入ってくる。なんとあさましい人間たちだろうか。自分ではなく、誰かのためにドーナツを選ぶ。私はそんな男でありたい」


「差し入れ」をコンセプトに手堅くまとめたあひるねこのセット。「自分の好みは反映されていない」と自ら言ってしまうあたりは怪しいが、果たして彼は人格者なのか? それとも偽善者なのだろうか?


・Yoshio「チャーハンセット」

たまごチャーハン【国産米使用】: 594円
ザクもっちドッグ カレー: 302円 …… 合計 896円

「ミスドでドーナッツ慣れをしていない私がオススメするのが、たまごチャーハン【国産米使用】とザクもっちドッグ カレーだ。たまごチャーハンに至っては、素朴なチャーハンでありつつ落ち着く味。隠し味にホタテエキスが入っているらしいがこれは正直あまり感じらなかった。

ザクもっちドッグ カレーは、その名の通り、パンがザックザク! テイクアウトして家で食べた時は完全に冷えていたのに、ザクザク感がハンパなかった。

ミスドといえばドーナッツだが、たまにはこんな飯セットもアリなんじゃないだろうか?」


参加者の中では唯一、ミスドの飲茶をオーダーしたのがYoshio。ザクもっちをねじ込む当たりは「さすがわかってる」といったところだが、ドーナツ外しが吉と出るか凶と出るかは誰にもわからない。



以上がロケットニュース24編集部が全力でお届けする「最高な1000円の使い方 ミスタードーナツ編」である。中には迷走しているメンバーもいた印象だが、あなたがお気に召したのは誰のオーダーだろうか?

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです! 自分ならどれを真似したいか? どれが1番参考になったか? お気に入りのオーダーに清き1票をよろしくお願い致します!!

参考リンク:ミスタードーナツ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.