
オンラインショップを開いては珍しい時計を探す毎日。正気の沙汰ではない。
でもね、色とりどりのちょっと珍しい時計を見ると心が躍ってしまう。もちろん購買欲求がこみ上げる。
──この度めっちゃカッコよさそうな腕時計を見つけたのでね、なんでも「ソ連製」だとか……!
・いい買い物かと思いきや……
Ebayでものすごくシンプルで渋い見た目につられてポチってしまった。どうやらソ連時代に作られた腕時計らしい。
1ヶ月という自分にとっては凄く長い時間を経てやっと手元に届いた。この日をどれだけ待ち望んでいたか。
発送元はウクライナかぁ……しかし、すごい遠いところからインドネシアまで来たもんだ。
待ちきれないのでさっそく開・封!
おおお……(感動と驚き)。
腕時計はひとまず置いといて、言語オタクの心が反応したこの1枚の紙はロシア語で書かれた「パスポート」である。
「パスポート」と言っても説明書で、腕時計に関しての情報と注意事項が書かれている。俺はこのときのためにキリル文字を勉強したんだ。購入日付を入力するところもあるので、これは購入証明書でもある。
そんで待ちに待った今日のゲストスター、その名も「ポベダ・2602」だ。「ポベダ」はロシア語で「勝利」という意味、なんとなく「セイコー」感あるね。
黒い文字盤とストラップ、レール状のインデックス、サンセリフの数字、スモールセコンド……めっちゃかっこいい!! これよ、このシンプルさが欲しかったんだ。
ムーブメントはソ連製手巻型機械式「ジム・2602.1」かな。正確なことはわからないんだけど、1979年ぐらいから導入されているっぽい。
駆動時間約36時間、手動巻き、石数15個、耐衝撃性はなし。安い値段で製造、購入ができたのでソ連時代はこのムーブメントを使った時計が結構出回っていたらしい。
ただ、このソ連時代に作られたムーブメントを使用してても、時計自体がソ連時代に組み立てられたわけではないことが多い。
調べたところ、他の時計のパーツを使ったり、寄せ集めのパーツで組み立てたソ連時代にはなかった腕時計……業界では「フランケン・ウォッチ」と呼ばれているやつだ。
ムーブメントは確かにソ連製だけど、腕時計全体を見るとソ連製なのかというと、「うん……」ってなる。別に見た目は悪くないけど歴史はない。
この時計はどうなのかというと……まぁ状態からしてソ連時代に組み立てられた腕時計には見えないかな。「新品」って書かれていたほどだし、当時のカタログを見る限りこのような時計はなかったし。
まぁそのあたりを踏まえた上で、我に返って時計を眺めてみる。このムーブメントは意外ときれいだよねぇ……反復運動を繰り返すテンプ、表面の「ジュネーブ・ストライプ」風加工……悲しいけど美しい。
ただ、Ebayとは使われているムーブメントが違うんだよね。Ebayの方ではおそらく製造年が自分のよりもっと前のムーブメントを使っているっぽい。
さて、サイズは……ケース直径34ミリ、足幅18ミリ、全長42ミリと自分が思ってたよりずっと小さかった。友達が「これ女性用じゃない?」と疑うほど、レディースサイズである。
いや、小さいとかどうでも良い。とりあえず今すぐつけてみたい。というわけで、今までつけてたのがこの前回の記事で組み立てた腕時計だ。自分で組み立てて以来ずっと使ってる。
こいつには一旦腕から降りてもらおう。お客さんが待ってるから。てか腕時計の跡やばいな、あと日焼けもやばいな。
うわぁちっこい! あと結構薄い!
確かにちっさいけども、男性がつけてても別に変じゃない。何より薄いし軽いから楽だ。
視認性も悪くない。針は結構デカく、数字もハッキリと白いのは見やすいかな。針と数字は暗いところで光るので暗闇でも難なく見ることができる。
このオフセンターな秒針がちっちゃいし、何も遮らないのでなんだかスッキリとしている。「うるさくない」っていうか。ただし、日差は1日−50秒から−35秒ぐらいと最悪レベルだった。
・まとめ
ソ連かぁ……ソ連時代ね……。
ちなみに調べてみるとこの時計は第2次世界大戦時、イギリスの国防省が発注したイギリス兵用腕時計、通称「ダーティ・ダズン」腕時計のオマージュだと思われる。このデザインはまさに「ダーティ・ダズン」の腕時計とそっくり。
当時のソ連は英国と仲間国なので、当時のソ連が同じような腕時計を作っていた可能性も高い……が、戦争時代の物とは思えない状態の良さ。やはりただのオマージュ時計だろう。
うまい話には裏があるってやつなのかな。なんだかいろいろ勉強になった。
というわけで、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24
アキル













ダイソーの腕時計をカスタムして「世界にひとつだけの腕時計」を作ってみた
【自作時計第2弾】好きな時計のパーツを集めて「世界で1つだけの時計」を組み立てよう!
【謎にカッコいい】ALBAのミリタリー風腕時計が好きすぎて…いつも無意味に見つめてしまう
【保存版】100均の時計を「オリジナル文字盤」におしゃれにアレンジする方法
スマホだけで腕時計の精度を計測できるアプリ「Watch Accuracy Meter」を使ってみた
食べ放題1100円! ガチ中華最安級の野方『田舎菜館』に行ったらランチバイキングがフレキシブルだった
サイゼリヤ『若鶏のディアボラ風』が6月10日にグランドメニューから消える / 今後は「あったらラッキー」な存在になる理由
日本にいながら世界一周! 野外民族博物館「リトルワールド」での “おうち拝見” がおもしろい!!
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2014話目「休暇明け⑯」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2013話目「休暇明け⑮」
初めての「カプリチョーザ」でサイゼリヤとの価格差にビビるも、『トマトとニンニク』に胃袋を掴まれた
「ハト専用超音波撃退機」を設置した翌朝の光景
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2009話目「休暇明け⑪」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2012話目「休暇明け⑭」
岐阜県の道の駅56駅を全制覇したのでオススメ10選を紹介する / 850駅を巡ったマニアのまとめ「全国2番目に道の駅が多い県」
【1000円以下食べ放題】900円のランチ定食注文で炒飯食べ放題! 唐揚げや水餃子もついてくるガチ中華『四川厨房 随苑 内神田店』
定額で遊び放題! 福生『ゲームセンター タンポポ』は、行き場のない “みなし機” の新たな活躍場所 / 懐かしの名機に会える楽園
都内の「天下一品」跡地に10店同時オープンした「伍福軒」が全店一斉閉店 / 6月中旬で店舗ゼロに
覚悟して「2つ折りスマホ」を買って1年2カ月が経過。今の端末の状態と、購入を検討している人はむしろコレを気にしてほしい
【実録】心筋梗塞になりました / 第1話「かつてない胸の痛み」
オニヤンマのフィギュアが虫よけになるってほんと? 2週間かけて試してみた正直な感想
【事件】久しぶりに「串カツ田中」に行ったらほぼ別の店になっていた / 豚もエビもレンコンも食べずに帰ることになった理由
【本日発売】「ローソンの福袋」(2160円)があまりにパンパンに詰まってて、持って帰るのちょっと恥ずい
中国「渡航自粛要請」から2週間が経った京都市内「祇園」「清水寺」「錦市場」の様子を見に行ってみた
黄ばんだスマホケースを『オキシ漬け』したらこうなった / TPU素材の変色は復活するのか?
【たったの2200円】ローマ教皇も人気ラッパーも愛した腕時計「Casio MQ-24」がシンプルを極めている
コスパ最強を求めていたらカシオの電波腕時計「Casio Wave Ceptor」に行き着いた / この値段でこんなに機能ついてて良いんですか?
2000円以下なのにコンパス付き? イスラム教用の機能が盛りだくさんな中国製腕時計を買ってみたらすごかった!
【キツイ】腕時計のオーバーホール代が高すぎて破産しそう
やっぱ日本の技術すげええええ! 時計職人による腕時計のパーツでできた「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」がハンパなく美しい!
Amazonで購入した「日本製腕時計が必ず入る! メンズ腕時計2点セット」は予想を裏切る中身だった / 2022年福袋
【レトロフューチャー】ローラーデジタル腕時計「FUTURE FUNK」に一目惚れしてしまいました……
G-Shockとノーチラスのキメラ? 安いのに機能てんこ盛りな謎の激安腕時計「SKMEI 2091」を使った結果…
【2022年福袋】TIC TACの腕時計福袋(1万1000円)は普段使いに便利な3本入り / アフターケアもあるのは専門店ならでは!
【100均検証】どう見てもカシオ! ただでさえ高見えするダイソーのメタルバンド腕時計を、よりいっそう高見えさせてみた