夏のグルメと言えば「そうめん」や「冷やし中華」が定番である。一方で「激辛料理」もまた夏のグルメとして有名だ。要するに「激辛料理で汗をかいて暑さを吹き飛ばそう!」ということなのだろう。

そんな激辛料理の定番の1つにカレーがあるが、そういえばココイチこと「CoCo壱番屋」のMAXはどれほど辛いのだろうか? 今さらではあるものの、ココイチの激辛カレーを食べてみることにした。

・辛さには強い

出だしから何ではあるが、私(サンジュン)は辛さに滅法強い。特に激辛料理が好きではないものの、これまで「ペヤング獄激辛やきそば」や「辛さ1300倍カレー」などを完食してきた男である。

私としては「辛い料理」ではなく「辛くて美味しい料理」が好きなのだが、好みは別として体が辛い料理でも受け付けられる。これまで完食できなかったのは「地獄陳⿇婆⾖腐」だけだ。

・え?

さて、調査によるとココイチのカレーは最大20辛まで対応できるとのこと。よっしゃ、ならばさっそく20辛に挑戦しよう! ……と思っていたところ、そこにはトラップが仕掛けられていたのである。


20辛は……「15辛を完食された方のみ」……だと?


そう、ココイチの激辛には「挑戦資格」が設けられており、20辛の前に15辛、15辛の前に10辛、10辛の前に5辛を完食する必要があったのだ。

つまり、ラスボスの「20辛」に辿り着くには、最低でも「5辛」「10辛」「15辛」の3食を完食しなければならないというワケ。いや男塾かよ! 鎮守直廊のくだりと同じじゃねえか!!

……が、少年ジャンプ黄金世代の私としてはむしろ燃えてくることも事実。上等じゃねえか……! ラストの20辛(大豪院邪鬼)まで辿り着いてやろうじゃねえかよ!!

・5辛からスタート

というわけで、まずはココイチで「5辛」をオーダー。価格は125円増しで、その辛さは「1辛の12倍」とのことである。ちなみに1辛の手前の「普通」が、一般的なカレーの「中辛程度」らしい。

で、やってきた5辛のカレー。見た目は普通のカレーとほとんど変わらないが、どれほど辛いのだろう? さっそく食べてみると……


あ、結構辛い。


私は全然食べられるが、それなりに辛さ耐性がないと「完食できない」という方もいらっしゃるハズ。さすが1辛の12倍、文句なしの「激辛カレー」である。

そして翌日は「10辛」に挑戦! 価格は150円増しで、辛さは単純に「1辛の24倍」となるのだろうか?(※ホームページに表記なし)。ではさっそくいただきます……。


うむ、辛い。そして……


あんまり美味しくない。


経験上、激辛カレーは辛さのレベルが上がるにつれて「苦み」が増してくる。ココイチの10辛はまだそこまで苦みは感じなかったものの、ふわっと苦みの気配はあった。

・棄権

おそらく、私は20辛も平らげることは出来る。……が、美味しくないカレーを食べるのはイヤだ! ココイチは普通が1番ウマい!! というわけで、15辛に挑戦することなく私はそっとスプーンを置いた。

今回わかったことは「ココイチの激辛はきっちり辛い」ということ。ココイチくらい気軽に利用できる店が「本格的に辛い料理」を提供していることは、激辛料理大好きっ子にとって非常にありがたい存在だろう。

また、あくまで好みによるが「そこまで辛くない方がココイチは美味しい」と感じた次第だ。先述のように普通が1番! 美味しく食べるためには、せいぜい2~3辛くらいがいいのではないだろうか?

というわけで、ココイチの激辛カレーについてお知らせした。美味しいカレーだけではなく、本格的な辛さを求められるココイチは改めて優秀なカレーショップである。

参照元:CoCo壱番屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.