ここ1年ほど、都心部を中心に「生オレンジジュース」の自動販売機をちょいちょい見かけるようになった。その場で絞って作られるオレンジジュースは最高! 子供に与えやすいところも素晴らしい。

そんな「生オレンジジュース」の自動販売機に、今度は「生りんごジュース」が登場! オレンジと比較すると果汁が少ないイメージがあるが、物は試しで「まるごと搾りアップルジュース」を飲んでみることにした。

・2種類ある

よくよく見ると生オレンジジュースの自動販売機は2種類あることにお気付きだろうか? 1つは「IJOOZ(アイジュース)」、そしてもう1つが「Feed ME Orange(フィード・ミー・オレンジ)」である。

東京の街中ではシンガポール発祥の「IJOOZ」を見かけることが多く、価格は350円ほど(銀座では600円くらいする!)。調査によると日本でのサービス開始は2023年からとのことだ。

もう一方の「Feed ME Orange」は、2021年にはサービスを開始しているとロケットニュース24に書いてあった。価格は500円が多いようで、運営はイギリスに本社を置くME Group International plcの日本法人とのことである。

この記事で紹介する「生りんごジュース」は後者の「Feed ME Orange」の派生形で、その名も「Feed ME Apple(フィード・ミー・アップル)」という。今年3月に東京と埼玉で5台が初めて設置されたようで、今回はその中の1つ、秋葉原の「AKIBAカルチャーズZONE」へと足を運んだ。

・価格は700円

オレンジジュースの真横に並んだ「Feed ME Apple」は1杯700円(オレンジジュースは600円だった)。素直に安いとは思えない価格であるが、果たして何個のりんごを使うのだろうか?

また手で絞ってもそれなりに果汁が出るオレンジほどりんごはジューシーではない。いったいどんな生りんごジュースが出てくるのか? さっそく700円を投入してみた。すると……。



ローラー(?)に巻き込まれ、あっという間に形が無くなったりんご。特徴的なのは皮のみならず、ヘタや種もまるごど使用されていたことだ。まあ、そりゃそうか。

結局合計2個のりんごを絞って「生りんごジュース」が完成。ちなみに公式発表では「約4個のりんごを使用」とされているが、大きさや品種によって個数は異なるのかもしれない(ただ見えなかったって話もある)。

・めっちゃウマい!

で、すかさず飲んでみた「生りんごジュース」はかなりウマい! あたり前だけど超フレッシュ!! 市販のりんごジュースとは違って、甘さだけではなくりんごが持つほのかな渋さなども感じられる点が好印象だ。

公式発表によると「カット・プレス・搾汁・ろ過・種や繊維などの除去」などの工程を経ているらしいが、およそ60秒間で何という技術力。初めての生絞りりんごジュースは「砂糖で入ってんじゃないの?」と思うほど、甘くてフレッシュなりんごジュースであった。

価格を考慮すると私自身が毎日のようにガブ飲みするかはさておき、子供が飲みたいと言うならむしろ積極的に飲ませてあげたい。演出も込みで「Feed ME Apple」は秀逸な自動販売機ではないだろうか。

参照元:PR TIMESPR TIMES [2]
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.