どうやら数年前から、ちょっと高級な「おにぎり」がブームになっているらしい。

大塚「おにぎり ぼんご」に代表されるような専門店も多く、ブームは多少下火になったとはいえ、今なお大行列の店も多い。食べてみたいけど、おにぎりのために並ぶのはなぁ……と諦めている方も多いのではなかろうか。値段も値段だしね。

何を隠そう筆者がその1人だったわけだが、先日、目から鱗な裏技があることに今さら気付いてしまった。

とはいえ特別なことは何もない、「テイクアウトする」というだけなのだが……実際にやってみたところ、これがあまりにも快適だったのでお伝えしたい。

・「おにぎり まんま」のテイクアウト

今回筆者が利用したのは「おにぎり まんま」。新宿三丁目にあるこのお店は、上述の「ぼんご」の系列店。2023年初頭の開業当時は「おにぎり ぼんこ」という店名だったが、今は改名したもよう。


このお店でテイクアウトする方法は大きく分けて2つ。公式サイトから注文して事前決済する方法と、電話注文して受取時に支払う方法だ。サイト注文はクレジット払いのみの対応だが、電話注文の場合は現金ほか、各種QR決済などにも対応しているようだ。

サイトからの注文の場合、まずはお店の公式サイトにアクセス。注文したいおにぎりを選び、流れに従って受取日時を選択。初回注文の場合は名前とメールアドレスを入力してアカウントを作成し、カード情報を入力して決済。

電話なら、口頭で注文内容(商品と受取日時)、電話番号と名前を伝えるだけだ。


あとは指定した日時に店舗へ赴き……


行列を尻目に、店内奥の「テイクアウト受取口」へ向かい……


名前を伝え、電話注文なら このタイミングで代金を支払って、商品を受け取るだけ!


・実食


今回注文したのは「生たら子」「のりの佃煮」「しらす」の三種(税込各380円)。プラスチックパックにギッチギチに詰まっている。


皿に出してあげたらこんな感じ。いただいてみよう。


うわ美味しい! もしかしたら店内で食べたら もっと美味しいのかもしれないけれど、すでに筆者はこれほど美味しいおにぎりを知らない。

パックに詰められて数時間経っているからか、はたまたテイクアウト仕様なのか、握りは多少しっかりしている。「ぼんご」系のおにぎりによく使われる、「ふわっとほどける食感」という表現は あまりあてはまらないかも。

だがその分、数時間持ち歩いたにもかかわらず、ご飯が潰れていることもなければ水分でふやけていることもない。お米はしゃっきり、たらこの粒までプッチプチである。きっと綿密に計算して調理されているのだろう。

・初めの一歩にいかが


いやあ美味しかった。テイクアウト利用の快適さもさることながら、それにもかかわらずここまで美味しいことにビックリしてしまった。今度は行列覚悟で、ぜひ店内でも食べてみたい。店内で食べる美味しさがこれ以上だったらどうしよう。

今回利用した「おにぎり まんま」以外にも、テイクアウトに対応しているお店は多いようだ。人気店のおにぎり、食べてみたいけど行列に尻込みしている……なんて皆様、まずはテイクアウトで一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。


参考リンク:おにぎり まんま
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.