沖縄の玄関口である那覇空港の国内線到着口を抜けると、いつも行列が出来ているお店がある。その名は……


『ポーたま』


沖縄のソウルフードとして知られる「ポーク玉子おにぎり」を略したものがそのまま店名になっているらしいが、私(耕平)は旅行で訪れるたびにこの行列が気になっていた。そこで今回初めて食べてみたら……衝撃的な美味さだった!!

・今日も行列

『ポー玉』は「ポーク玉子おにぎり」の専門店で、沖縄県内に4店舗、福岡とホノルルに1店舗ずつある。今回私が訪れたのは「国際通り」の牧志市場内にある「ポーたま 牧志市場店」

空港にある店舗は行列のためさすがに並ぶ気にはならなかったので、こちらのお店で購入してレビューしていこう。


さて、お店の向かいの建物にはイートインスペースも完備されている。


メニューに目を向けると、一般的なおにぎりとは形状が違う。どちらかと言えば「手巻き寿司」に近い形だ。「スタンダード」「スペシャル」に分かれており、お店の限定メニューも含めた各6種類のラインナップ。


私が購入したのは、何もトッピングがないスタンダードの「ポーたま」(税込330円)と、牧志市場店限定メニューである「魚フライタルタル島らっきょ」(税込480円)の2種類。

イートインスペースで待つこと約10分。注文したメニューが運ばれてきた。


・実食

ちなみに、私はポーク玉子おにぎりを食べるのは初めてではない。沖縄料理が大好きなので沖縄料理屋に行ったらだいたい注文するし、作ることだってある。自分では「ポークたまごおにぎり通」だと思っているが、これは今まで見た中で1番デカいと言えるほど大きい。


さっそく、何もトッピングされていないプレーンな「ポーたま」を実食!

なんだこれ。メチャメチャうめぇじゃねえか!!!


まず玉子のフワフワ感。これが今まで食べたポーク玉子おにぎりの中でも群を抜いている。そしてスパムの塩気とご飯とのバランスが完璧と言えるほど。


何のトッピングも無いスタンダードで、これだけのインパクト。そりゃ利用客が多い那覇空港に行列ができるのも納得できる。あまりの美味さに あっという間に平らげてしまい、次に牧志市場店限定メニュー「魚フライタルタル島らっきょ」を実食する。


こちらはメニュー名の通り、タルタルソースが乗った魚フライに島らっきょも入ったもの。スパムと魚フライと島らっきょという見たことも聞いたこともない組み合わせだが、とにかくボリューミーだ。


味はいかに!?

オオオオォォォォ!!!!!!


文句なしで美味い。先ほどの「ポーたま」はご飯+スパム+たまごの組み合わせだったので柔らかかったが、揚げたてのフライと島らっきょが加わったことによって、食感の面でメッチャいいアクセントになっている。

また、味の面でも違和感はまったく無い。一見バラバラの食材を1つにまとめているかのようだったが、見事にマッチしている。「なんでだろう?」と考えたら、思い出した。

昔沖縄の民宿で食べた朝食のおかずが、まさにこのメニューの具の部分だったことを。つまり、「ポーたま」は定食が1つのおにぎりに集約されたイメージだ。


「これは食が進むぞ〜」と思っているうちに、あっという間に2つとも完食。


・関東進出しろや〜

今回は2種類食べたが、マジで全種類制覇したいと思ったくらいの逸品だった。これまで沖縄には何回も観光で来ているにもかかわらず、「ポーたま」を知らなかったのは不覚としか言いようがない。

ファストフードは数あれど、この「ポーたま」は腹持ちもいいし、なぜ内地(本州)で流行っていないのか個人的には不思議でならない。もし近くにお店があったら私なら週5で通うくらい、メチャメチャ美味しかった。

──ということで、「ポーたま」さんよ……マジで関東進出を考えてくれないだろうか?


参考リンク:ポーたま
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼シンプルだが激ウマの「ポーたま」
 

▼牧志市場店限定メニューの「魚フライタルタル島らっきょ」は絶品だ!

▼「那覇空港国内線到着ロビー店」はいつも行列ができている

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]