話題の激安サイト・Temuで「超高精細4Kホームカメラ、ポータブルカメラ」なる商品を4722円で購入した。スマホの半分ほどのサイズで、アクションカメラのような雰囲気を漂わせている。レンズが180度回転するらしい。

さらにWi-Fiでスマホに接続すれば、スマホでモニター確認 & 撮影 & ダウンロードも可能だそうだ。しかもmicroSDカード付き。ついにTemuで神商品を見つけたかもしれない……実際に使ってみた!

・評価も高い

頭からもう少し詳しく説明すると、今回ご紹介する「超高精細4Kポータブルカメラ」は現在(2024年7月5日時点)58%オフの6188円で売っている。私はサイト内で使える「1466円分のクレジット」を使用して4722円で購入した次第だ。


・やや怪しい口コミ

気になる評価は脅威の4.6。口コミも「おもちゃのつもりで購入したけど本格的」「コンパクトで使いやすい」「ドラレコとして使える」など、おおむね良好。

一方で「超値段」「これわドライブレコダといしよです」といった怪しいコメントも散見された。一気に高まるサクラ説……果たして実際のところはどうなのか。



・日本語の説明書付き

箱の中には本体・固定ベルト・充電ケーブル・microSDカードが入っていた。日本語の説明書付きで、ひとまず安心。


カメラはスマホの半分どころかFire TV Stickのリモコンよりも小さい。良いですね。



コンパクトだから持ち運びが楽、さらに背面のクリップ & マグネットで様々な場所に固定して撮影することができる。そんでもってレンズの角度も自在だ。



つまり車や手すりなど、他のカメラでは撮影できない位置やアングルから写真・動画の撮影ができるだろう。




・設定

さて、電源を入れるとピコーンという起動音が鳴った。この音がややうるさい。充電後にカレンダー・言語等を設定してからいよいよ撮影開始。


このまま撮影してもいいし、無料アプリ「Viidure」を使えばスマホ上で遠隔操作もできる(データのダウンロードもアプリから)。



・使ってみた


実際に撮影してスマホに転送してみると、かなり広い範囲(広角)で撮影できているのが分かる。



スマホでは写らない場所まで広々と映っていて迫力があるが……「超高精細」は言い過ぎではないだろうか。スマホの方がキレイに映るだろう。とはいえ、アクションカメラっぽいダイナミックさは確かにある。




・動画

つづいて動画だが、手ブレ補正機能がないので「動きながらの撮影」には向いていないようだ。また非常にシャープでカクカクした画質である。そういえば、2010年に発売されたiPhone4で撮影した動画もカクカクしていた。似たような感じ。




カクカク具合が “高精細” と言われたらそれまでだが、思っていたのと少し違う。端的に言えば、価格相応。約5000円と思えば悪くはない。動画を撮影するなら「固定」もしくは「タイムラプス機能」を使った方が良さそうだ。




・まとめると

まとめておこう。先に紹介したアプリから動画や写真を瞬時に取り込めるのは便利。画質は激安カメラのクオリティだが、非常にコンパクトかつ様々な場所に固定できてレンズの向きも自在に調整可能なのは良い。


そこそこ優れた機能を持つカメラかもしれない……が、結局スマホには勝てない。かさばらないとは言っても「旅行カバンに入れる選抜メンバー」からは外れるだろう。



それなりに撮影できる1万円以下の小型カメラを探している方がいれば、試してみてはどうだろうか。というわけで、現場からは以上です!


参考リンク:Temu「超高精細4Kホームカメラ、画面付きワイヤレス Wifiホットスポット法執行レコーダー、オートバイ乗馬レコーダー、屋外ミニスポーツカメラ、ポータブルカメラ、ドライブレコーダー、マイクロカメラ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.