みなさんは『駄カメラ(だかめら)』なる言葉をご存知だろうか? 決して「駄目(ダメ)なカメラ」の意味ではなく、“カメラ価格としては駄菓子感覚で手に入るフィルムカメラ” である……と、『駄カメラ大百科』という本に書いてあった。

元アリtoキリギリスの石井正則さんが書いた同書は、駄カメラの魅力が満載の名著であり、読んだ直後、私はもうヤフオクで格安のフィルムカメラを物色していた。そして運良く落札できたカメラが私の愛機となるわけだが、落札価格は……


\(^O^)/ 1円! \(^O^)/


送料が1000円だったので、正確には1001円のカメラかもしれないが、落札価格は1円なので事実上「1円のカメラ」である。大丈夫かなぁ。ちゃんと使えるのかしらん……?

ちなみに『FLASH FUJICA AF DATE (フラッシュフジカ オートフォーカス デート)』という機種らしく、調べによると1977〜78年に製造されたらしい。79年うまれの私よりも少しだけ年上だ。なんだか感慨深いものがある。


・よみがえる記憶

さて、使い方だが、もちろん説明書なんて入っていない。だが私もバリバリ昭和の男なので、フィルムカメラの使い方は一応わかる。昔はよく、フィルムケースの中にオナラを溜めていたっけ……なんて懐かしい記憶も甦った。ちなみに、数カ月してから開封したら、屁の香りとプラスチックの香りがミックスされて、のけぞるほどにクサかった。

そんな思い出はさておき、このカメラにしかない機能の使い方などはワケワカメなので、同機を説明しているYouTube動画を参照した。こういう時に、マニアックな動画は非常にありがたい。その動画に「100いいね」をつけたいくらいだ。

そんなこんなでフィルムを入れ、ジーコジーコと巻きながら撮影枚数を「1」のところにすれば準備完了……なのだが、

やはり慣れていないもので、この時、無駄な写真を2枚ほど撮ってしまった。24枚撮りなのに、もったいない。だが、その後は……

つたないながらも楽しく撮影。

1枚1枚への緊張感。

どんな写真が撮れたのかわからないドキドキ感。

そして24枚撮り終えて……

「写真屋で現像」という懐かしさ。

欲張って「現像+プリント+データ」とお願いしたら2376円もかかってしまい、あとあと「現像+データ」だけにして、気に入った写真だけプリントにすればよかった……と後悔したが、これもまた勉強である。しかし……

ピンぼけした写真あり……

不思議なことになってる写真あり……と、

失敗写真を眺めるのもまた一興。


もちろん……


「奇跡の一枚」があるとメチャンコ嬉しい。

デジカメとは全然違った楽しさが そこにはある。

もう何本かフィルムを使い切るくらい撮りまくったら、この1円カメラの「くせ」もわかってくるはず。そしたら、もっと味のある写真が撮れるかな……なんて思いながら、散歩するときには持ち歩いている。そしてジ〜コと巻いて、カシッと撮る。

1円で手に入れたカメラだが、お金もかかるので1枚1枚を大切に。そんな楽しい1瞬1瞬も、大切にしていきたい。新たな趣味が、また1つ増えた。

参考リンク:Amazon「駄カメラ大百科」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
Screenshots:ヤフオク!

▼石井さんが使い方を教えてくれたぞ!

▼こういう動画、ホントありがたい