「世界で最も食事が美味しい都市ランキング4位」のベトナム・ホーチミンを航空券&宿代込み5万円で2泊3日の食い倒れ旅行してみた【5万円海外旅行:第10回】2ページ目(1ページ目はコチラ)
・航空券
今回の航空券は毎度おなじみExpediaではなく、以前の釜山(プサン)と同じくTrip.comで取ってみた。
航空会社はベトナム系LCCのベトジェットエアで、出発帰国ともに羽田空港。それでいて40390円!
ただし、行きは午前(真夜中)02:00の日本出発。そして帰りは、これまた終電も終わっている午前01:00時の日本帰国。
したがって、この時間から家に帰るには、いわゆる普通のタクシーや、格安の乗合いエアポートシャトル「NearMe(ニアミー)」を使う必要がある。
安いチケットにはワケ(理由)があるのだ。
・宿
Expediaで見つけたのは、ホーチミンの安宿街ブイビエン通り(ファングーラオorデータムのエリア)という、超・好立地にある「アンナム コーナー ドリーマー」なる宿。
なんとここ、部屋にトイレ&シャワーはもちろんのこと、テレビ&ファン&エアコン、さらにキッチン&電子レンジ&冷蔵庫&洗濯機まで付いていながら1泊1500円程度という奇跡のホテル。
なんでそんなに安いのか。これには何かウラがある……という好奇心から即予約。2泊で3502円(税込)だった。はたして、どんなホテルなのか……。
ともあれ、これにて残金は6108円。たったこれだけで2泊3日を過ごさなければならないのだが、今回はマッサージ無しの「食い倒れ旅」と決めている。
実は行く前から「勝てる」という自信があった。なにせベトナムのホーチミンは、もう20年以上も前から私が足繁く通う “ホーム” なのだから。
それでは……
行ってきま〜す!
【1日目】
午前6時、タンソンニャット国際空港に到着。サクッっと両替して、空港奥にあるバス停へ向かう。
152番。このバスこそが、空港と市内を31円(5000ドン)で繋いでしまう夢の路線バス。
他の番号のバスでも市内に行けたりするけども、わたし個人的には152番を激推ししたい。
本当は「ベンタイン市場」あたりで降りたかったが、ついついうっかり「降りる」という意思表示をするのを忘れ、
少し離れた場所(ニューワールドサイゴンホテルあたり)で「降りまーす!」と下車。
ちなみに降りたい場所に着く前にバスの後ろの方に移動しておくと、運転手含むバスのスタッフさんたちが「あ、降りるんだな」と判断してくれてバスは止まる。
ブザーがあれば、それも鳴らしておけば確実だ。
さて、どうしよう……とGoogleマップを開いてみると、なんと、どんなガイドブックにも必ず載っている超有名バインミー屋さん「フインホア(HUYNH HOA)」がすぐ近くにあることが判明!
これはもう行くしかない! なお、常に店の前は人でごった返しているが、写真中央あたりにあるポールの右側に並べば注文ができる。
ポールの左側は、デリバリースタッフをはじめとする「注文済みで商品待ち」の人々が待機しているに過ぎない。
注文したのは、オーソドックスなバインミー。価格は68000ドン(419円)と高価だが……
このボリュームがフインホア! 野菜は、あと乗せ。パテもハムも激うまい!
やはりフインホアのバインミーは、いつ食べても超ウマイ!!
喉が渇いた私は、フインホアの真向かいにあるカフェに赴き……
今回の旅1発目のカフェスダー(ベトナム式アイスコーヒー)を注文。価格は25000ドン(154円)。
ちなみに私、日本でも自分でカフェスダーを作るほどのカフェスダー好き。今回の旅では、はたして何回 “カフェスダる” のだろう。
ワンちゃんのいる雰囲気の良いカフェだった。ワンちゃん、またね〜♪
続いてテクテクと歩いて向かったのは……
ホーチミンに行った人が100%行くであろう観光地「ベンタイン市場」!
目的は買い物ではなく……
この店のチェー!
ベンタイン市場の中には他にもたくさんのスイーツ屋さんがあるけども、いろいろ食べ比べた結果、わたし的にはやはり「Be Che(ベーチェー)※店番号1154」のチェーこそが至高!
ハス茶が付いてくるのも嬉しい。価格は25000ドン(154円)だ。
Ngon!(ンゴーン! ※おいしい)
大満足の気持ちでベンタイン市場を出ると、そこにセブンイレブンがあったので……
毎度おなじみ、水&コーラのセットを購入。
なお、ここで私は大きなミステイクをおかした。コーラは600mlのが13000ドン(80円)と納得の価格だったが、水が500mlなのに12000ドン(74円)と、やけに高い。
購入時、店員さんが何か私に伝えようとしていたのだが、ベトナム語なのでよくわからず……。
しかし、のちにうっすらと判明したのだが、どうもこれ、1Get 1Free(1本買ったら1本タダ)とかの値段だったみたい。
どうりで店員さんも不思議そうな顔をしていたわけだ。クソ〜ッ、失敗した! でもこれもまた勉強。
その後は天気も良いのでテクテクとお散歩。
そしてホーチミンの安宿街(ファングーラオorデータムorブイビエンのエリア)に行って、
20年以上も前にお世話になりまくった安宿のママに恒例の挨拶。
遠い昔の2003年。ベトナム入国直後、かなり深刻な肺炎になってしまった私は、この宿のこの部屋で安静に過ごしていた。
ママたちの看病がなければ、もしかしたら私は死んでいたかもしれない。それほどの肺炎だった。
21年ぶりに入る「私の部屋」は、エアコンも付いたり窓ガラスも付いたりで超パワーアップしていたけど、その面影は昔のまま。
いつも笑っていたパパさん(ヘンさん)は、もういないけど、
療養中、「早く元気になれ」と私にチャオガー(ベトナム式の鶏おかゆ)を作ってくれたママさんは今も健在。
当時2ドルで泊まっていたこの宿だが、今現在は1泊10ドル〜とのこと。ベトナムのお母さん、また来るね〜!
その後に向かったのは、上記の宿(Hên Guest House)からほど近いカフェ「Mai Xuan」だ。
この宿も思い出深く、ホーチミンに来る度にカフェスダーを飲みに行く。
なぜ毎回行くのかというと、2003年当時、私はこのカフェのママ(当時はお姉さん)のことが好きだったからだ。
そんな想いも伝えぬ、完全なる片思い。そしてそのまま21年が経過して、私はおじさんになり、お姉さんもママさんになっていた。
しかし変わらぬ場所に店はあり、カフェスダーの味も当時のまま。価格は30000ドン(185円)と昔よりは高くなったが、今後も私は「Mai Xuan」に通い続けることだろう。
そうこうしているうちに、お昼時。(※まだベトナム着から6時間しか経ってないのにこの充実度!)
そろそろフォーでもシバいておくか……と向かったのは、
意外にもチェーン店「PHO24(フォー24)」だ。
20年以上も前から、さまざまな店でフォーを食べ歩いてきた私だが、
このチェーン店であるPHO24のフォーが一番好きだったりする。最強の牛フォーにして、バランスも絶妙。店内の清潔感もまた、おいしさに一役買っている気がする。
なお価格は、ドリンクとのセットで75000ドン(462円)だ。
その後に向かったのは、これまた昔からホーチミンのガイドブックには必ずと言って良いほどの確率で掲載されている名店「キムタイン(Kim Thanh)」。
牛乳やプリン(バインフラン)が美味しい店として有名で、私はこの店の「鉄板ステーキ(と、パテ)」が好きだったのだが、数年前、オーナーが変わったのか何なのか、味が悪い方に激変。
それ以後、鉄板ステーキなどのメシモノは食べなくなり、あくまで「プリンの味見」をするだけに毎回訪れるだけなのだが、今回のプリンは……
正直、ウ〜ム、である。キムタインの名誉のために断言するが、昔はもっと美味しかった。でも今は……。
もうガイドブックに載せなくても良い気がする。
ちなみにプリン(バインフラン)は18000ドン(111円)。カフェスダーは35000ドン(215円)だった。
そうこうしているうちに時刻は15時すぎ。もうホテルにチェックインしても良い時間なので……
宿に向かいつつ、コンビニでコーラ600ml(12000ドン / 74円)と500mlの水(6000ドン / 37円)を買ってから、
安宿街に戻って、ブイビエン通り沿いの細っこい道を入ると……
あった! ここが「アンナム コーナー ドリーマー」だな!
ちなみにこの宿、フロントなどは無い。スタッフも常時いない。
あらかじめチャットアプリ(WhatsApp)経由で教わっておいた暗証番号を、入り口のマシンに入力すると……
入れた!
エレベーターもある!
めっちゃ狭い建物だけど……
デカいベッド&テレビ&ファン&窓もあって、
机にキッチンに電子レンジにエアコンに洗濯機、
冷蔵庫にクローゼット、そして
トイレ&シャワーもめちゃ綺麗!
いわゆる「段差」が無いので排水とか大丈夫か……と最初は不安に思っていたが、いざ使ってみると何の問題もなかった。
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> なんて最高な宿なんだ!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
……と思いきや!
シャワーを浴び終えた後、突如、停電。ファンも回らぬ地獄の蒸し部屋と化す。
他の部屋の住民も「なんやなんや」と外に出てきて軽いパニックになっているので、WhatsAppで「停電しとるよ〜」とオーナーに報告。
数十分後に復活するも、そのまた数十分後に再び停電。
よって、再びWhatsAppでオーナーに「また停電しとるよ〜」と報告すると、
わりと早い段階で電気屋さんがすっ飛んできて、建物全体の電気の状況を調査&修理し始めていた。
なお停電したのは初日だけで、その後は何の問題もなく電気は使えた。
屋上には憩いのスペース&洗濯物干しスペースもあるし、共用スペースの1階には、1台だけドラム式の乾燥機もあって自由に使ってOK。
「もしかしたら停電するかも」という可能性がある以外は、価格的にも立地的にも完璧に近い安宿。
旅の上級者になら、文句なしでオススメ。私は今後もこの宿をホーチミンの常宿にすることだろう。
──んで、まだ1日目の半分なのだが、あまりにも素早くタスクをこなしすぎているので、休憩の意味を込めてページ分割しておきたい。
1日目の後半ならびに2日目&3日目は、ほぼほぼ食っているだけなので、次ページ(3ページ目)で一気に紹介しちゃいたいと思う。
参考リンク:Trip.com、NearMe(ニアミー)
執筆:5万円バックパッカー・GO羽鳥
Photo:RocketNews24
screenshot:Trip.com
GO羽鳥




































































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