マランというインドネシアのとある街で生まれ育った僕は、マランのことをあまり知らない。あまり外出しないからだ(インドア派)。

この前、知り合いの日本人から美味いラーメン屋を教えてもらった。日本人が美味いと評価しているのだ。これは行かねばなるまいと。

インドネシアのお店を日本人から教えてもらうという意味分からん話はさておき、別の日本人の知り合いと一緒にそのラーメン屋に突入することに。

・屋台のオーロ

教えていただいたのはマラン市(僕が住んでいる街)にある「オーロ・ラーメン」というラーメン屋。

場所は僕の大学からそう離れていない。マランでは有名な大通りの一つ「スカルノハッタ大通り」にあるので、アクセスも楽ちん。


建物内にあるレストラン形式じゃなく屋台形式である。なので空いている時間帯は夜だけ。

日本のラーメン屋台はゲームやアニメでしか見たことがないが、これは確かに日本の屋台らしい。

そして以下が「オーロ・ラーメン」である。なぜ「オーロ」なのか知らない(聞くの忘れてしまった)。



・メニュー

今回は自分のお友達で日本人の「ゆき先輩」に来ていただきました。やはり日本人からの感想が気になるところ。


メニューを見渡すと、なんと種類が結構豊富! 普通のラーメンはもちろん、うどん、そば、担々麺もあるぞ。

ラーメン以外に餃子や唐揚げみたいなサイド、丼もある。くっ、どれもうまそう。うまそううう。


というわけで注文! どれも食べてみたかったが、まずはお目当てのラーメンから。自分は「東京醤油ラーメン」を頼んだよ

ゆきぱいせんは「味噌ラーメン」。味噌の香りがすごく良い。

この見た目よ、美しすぎやしないか。



さてさて食べてみることに

ズルズルズルズル


うんま! スープはどこか爽やか香ばしく日本らしい優しい味がする。そんで麺はもっちもち。スープによく絡んでてめっちゃウマウマ。

そんでこのチャーシューよ。焼き加減がものすごく良い、スモーキーな味が本当にたまらぬ。

味玉ももちろんうまうま。


そんで、ラーメンを食べ終えた頃に餃子参上。

写真から伝わるか分からんが、とにかく見よこの焼き具合を。一応餃子はパリパリじゃない方

写真から絶対伝わらないけど、中身がホクホクでジューシー。そのままでも美味しいし、ついてるタレにつけても美味しい。てかご飯がほしい。

先輩が(何故か)いつも常備してる柚子こしょうをつけるとマジで美味い。


そんで先輩が追加で注文したおでん。昆布、こんにゃく、ちくわ、ナルト、はんぺん、と謎のすり身モノが入ってる。

見た目的にローソンのおでんに近いかな。美味かったよ。



・店員さんに聞いてみた

こんな解像度の高い日本食、正直びっくりした。店員さんは見た限りインドネシア人。どういった経緯でこんな美味しいラーメンが作れるか店主(マスター)に聞いてみることにした。

僕「ラーメン本当に美味しかったです! ちなみにラーメンの作り方ってどこで学ばれたんですか? やっぱり日本ですか?」


マスター「作り方はYouTubeで勉強したよ。味の方はレストランで味見してそれを再現して、インドネシア人のお口に合うように色々試行錯誤した結果だよ。日本はまだ行ったことないけど、いつか行けたらなぁと思ってる」


──なんと、YouTubeで作り方を独学。自力で再現しているという。それでこの美味さ、料理の腕はなかなかのモン


・まとめ

こんな美味しいラーメン、雰囲気も相まって全日本人におすすめしたい。

値段も日本円で300円ほどとそこまで高くないので、自分もここをリピしたいと思ってる。カレーうどん、食べてみたかったんだよなぁ。

というわけで、僕の街の激ウマラーメン屋台でした! もし僕の街マランに来られたらまじで試してみてくれ!

そんじゃ、Sampai Jumpa Lagi!


執筆:アキル
Photo:RocketNews24