甘じょっぱいソースともちもちの麺がおいしい料理、焼きそば。お祭りなどであの香りが漂ってくると、思わず吸い寄せられてしまいそうになる。
しかし炭水化物の塊であるため、体重や体型を気にしている時にはなかなか手を出しづらいのではないだろうか。
だが、数々の冷凍食品を世に送り出しているニチレイによると、麺をある食材に置き換えればそんな悩みを解決できるらしい。本当かどうか試してみることにした。
・あっという間に完成!
麺の代わりになるある食材とは……もやし!! なるほど、いままで考えたこともなかったけど確かにあの形は麺みたいに見えるかも。
レシピの紹介文には「見た目も味も、ほぼ焼きそば!」と書かれていた。
おおお、めちゃくちゃ自信作じゃないか……! さっそく調理して本当に焼きそばそっくりの料理が作れるのか確かめてみよう。
【材料】(2人分)
・もやし 100g(1/2袋)※根が気になるなら取り除く
・青のり、かつお節、紅しょうが お好みで
A
・とんかつソース 大さじ2
・塩、こしょう 少々
【作り方】
まずはもやしを耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかける。そのあと500Wの電子レンジで約1分加熱。
その間にAのとんかつソースと塩こしょうを混ぜ、ソースを作っておく。
加熱が終わったら、もやしにソースを絡め……
お皿に盛り付け、お好みで青のりやかつお節、紅しょうがをトッピングしたら完成!
……超簡単!! 焼きそばもかなり簡単な料理だと思っていたけど、この料理はそれ以上だった。
要はもやしをレンチンしたものにソースを絡めればいいだけだ。火も包丁も使わずにあの味を楽しめるの、天才では……!?
全体を見てみると、根の部分が目に入ってきたり色が薄めだったりしてちょっともやし感が否めないけど……
こうやって近づいてみてみると、確かに焼きそばっぽく見えなくもないかも。見た目の焼きそば度は50%といったところだろうか。
それではお味の方はどうだろう。湯気でゆらゆら踊るかつお節が乗ったもやしを口に入れてみると……
──うん、シャキシャキ!!
ソース、青のり、かつお節が合わさることで、確かに風味は焼きそばだ。ただ加熱が十分でなかったのか、もやしの歯ごたえがものすごい。
これはちょっと「もやし」の要素が強すぎたかな~……茹でてもう少ししっかり火を通したら、より焼きそばっぽくならないかな?
・活躍の予感
ということで、茹でたもやしで再挑戦。ソースとトッピングの量も増やして、もやし要素を可能な限り隠蔽してみた。これならどうだ……!?
──うん、やっぱりシャキシャキ!!!!
もやし、強い……!! ただ、ソースとトッピングが作り出す焼きそばの風味が強くなったことで焼きそば度が50%から60%くらいには上がっている気がする。
さすがに焼きそばを完全再現とはいかなかったけど、ほぼもやしでできている料理にしてはパンチのある味で「ガッツリ食べた~」と思わせてくれた。
焼そばを食べたい衝動が満たされるかは個人差がありそうだけど、手軽に作れる副菜として大活躍してくれそう。
皆さんも、あともう一品欲しい時や小腹が空いたときなどに是非試してみてはいかがだろうか。
参考リンク:ニチレイ
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.