ちょっと野郎ども聞いてくれーーーー! 男めし大好きっ子たち集合ォォオオオオ!! なんとあの松屋が「チャーシューエッグ定食」に参入するっぽいぞ! ヒャッハーーーー!!

ぶ厚いチャーシューと目玉焼きのコンビネーションでお届けする「チャーシューエッグ定食」は、文句なしの男めし! 意外と真面目に近い将来「チャーシューエッグ定食ブーム」が到来するかもしれない。

・こういうのでいいんだよ

その名の通り「チャーシューエッグ定食」とは、チャーシューと目玉焼き、ライス、味噌汁で構成されたシンプルな定食である。その飾り気の無さと破壊力は「究極のこういうのでいいんだよ系」と言えるだろう。

ところがどっこい、いざ「チャーシューエッグ定食が食べたい!」と思っても、どこに行けばいいかわからない人も多いハズ。専門店が出来るほどメジャーではなく、あるとすれば町中華で見かけるくらいだ。

つまりチャーシューエッグ定食はその高いポテンシャルとは裏腹に「食べられる店が無い」というブルーオーシャン状態! それを裏付けるかのように、ここ数カ月は各企業がチャーシューエッグ定食参入の気配を見せている。



・流行の気配

例えば「肉めし岡もと」は期間限定でチャーシューエッグ定食を販売していたし、大阪王将も同様に「スーパーチャーシューエッグ炒飯」を提供していた。察するにどの企業も探りを入れている段階なのだろう。

そこへ来て「松屋」までも店舗限定でチャーシューエッグ定食の販売を開始! これはマジで「チャーシューエッグ定食ブーム」の気配を感じないだろうか? 店舗数的に考えても、松屋が本格参入する意味は大きい。

というワケで、チャーシューエッグ定食を販売している新宿の店舗へ直行。何はともあれまずは松屋の「チャーシューエッグ定食」を食べてみようではないか。


・1人前1390円

松屋のチャーシューエッグ定食は、チャーシュー2枚と目玉焼き2つで1390円。チャーシュー1枚と目玉焼き1つの「ミニチャーシューエッグ定食」が990円であった。変化球としては「チャーシューエッグカレー(1190円)」もあったぞ。

1390円とは松屋にしてはかなり強気な価格設定だが、果たして実際のところはどうなのか? 比較対象は肉めし岡もとの「チャーシューエッグ定食(1089円)」になるだろう。

で、ズドンと到着したチャーシューエッグ定食は、煮豚にタレをまとわせたスタイル。それぞれの厚みにややバラつきがあったことは気になったが、ボリューム的には「かなり大きいチャーシュー」と言っていい。

さっそく食べてみると豚肉は柔らかく、タレは結構甘め。「角煮じゃない?」と言われたら答えに窮してしまうが、角煮よりは汁気がなかった。甘めのタレは松屋お得意のライス泥棒な味わいである。

またバーナー(?)で炙ってあるのも特徴で、しっかり香ばしさを感じられた点は好印象。角煮ではなく、なんとかチャーシューっぽさを演出しようとした心意気は率直に評価したい。


・悪くは無いが

一方で「週1くらいで食べに来るか?」と言われたら悩ましいところだ。個人的には肉めし岡もとの「チャーシューエッグ定食」の方が完成度は高いと感じたうえ、価格も松屋の方が300円弱高い。

店舗数の違いはあるにせよ、同時に発売を開始したら松屋の方が分が悪いのではないだろうか? 現段階ではチャーシューの個体差など、全体的なブラッシュアップが必要と感じた次第だ。

とはいえ、チャーシューエッグ定食がいよいよ流行の兆しを見せていることは非常に喜ばしい! 松屋の展開を見守ると同時に、他の企業の動向も注視したい。

参考リンク:松屋(店舗一覧)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.