東京・有明エリアの有名なスポットといえば、国内最大の展示場である東京ビッグサイト。コミックマーケットの会場としても知られていて、約2カ月後には数十万人が訪れる人気の施設だ。
東京ビッグサイト周辺は1泊1万円以上のホテルが建ち並んでいるのだが、なんと1泊3500円で利用可能なカプセルホテル(一部個室あり)を発見。しかも駅近。
さっそく予約したので館内をレポートしていこうと思う。
・チェックイン
りんかい線・東雲(しののめ)駅から徒歩約4分、「東京有明ベイホテル」へとやってきたぞ。
まるで要塞のようにゴツゴツとしていて風格がある建物だ。なかなか年季の入った外観である。
ファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』でマリオがゴールするときに出てくる砦に似ているかも。
1階フロント前は広々としていて開放的。大きな荷物はこのスペースに預けられる様子。館内は意外と新しめでキレイ。清潔感があって居心地はよさそう。
チェックイン時にはアメニティバッグが手渡されるぞ。中身はタオル2枚と館内着。
館内着は基本的にLサイズのみ貸し出しらしいが、希望によってはLLサイズにも変更可能とのこと。
個人的にはS・Mサイズがあれば嬉しかった。Lサイズだとブカブカでズボンがずり落ちてきてしまう。
・ロッカールームへ
受付後は同フロアにあるロッカールームへ移動。途中、廊下のテーブルには歯ブラシや耳栓、髭剃りなどが備わっていた。アメニティが豊富で気分は上々。
女性用・男性用の入り口には大きな暖簾(のれん)が掛けられている。一瞬お風呂の入り口かと思ってしまった。
中は撮影禁止で写真を載せることができないが、L字型をした室内には縦長のロッカーがズラリ。
高さ・幅・奥行が十分にあるロッカーは使いやすくてグッド。また、備え付けのスリッパは蒸れにくいメッシュ素材。クッション性もあって履き心地がナイス。
・シャワールームがヤバい
着替え終わったら1階奥にあるシャワールームへ。大浴場は残念ながらナシ。その分……
シャワーブース(個室)がめちゃくちゃあって超便利。一般的なカプセルホテルだと個室のシャワーブースは2カ所くらいだが、ここは10カ所もあるため争奪戦にならずいつでも気軽に利用できそう。
・ラウンジへ
シャワー後は最上階4階のラウンジで休憩。エレベーターがないのでフロア移動は階段を利用していく。2階が男性用の寝室で、3階が女性用の寝室となっている。
ラウンジはテーブル・カウンターをあわせて15席ほどの広さだ。テレビや電子レンジ、電気ポットなどが完備。自販機にはドリンクやカップ麺が揃っていた。
室内は窓がたくさんあって開放的だ。イスも革張りで結構くつろげる。カウンターでパソコン作業をしている人が多い印象。ひと息ついたら寝支度を開始。2階カプセルルームへ移動するぞ。
・カプセルルームへ
フロアの入り口は電子ロックされているため、ドアを開けるにはカードキーでの解除が必要。セキュリティ対策がしっかりとしていて驚いた。
ドアを抜けるとすぐ洗面所兼トイレ。流し台や小便器の数は多め。全体的に清潔感・高級感があってシャレている。
寝る準備を整えてカプセルルームへ。大部屋の中は薄暗くてシーンと静まり返っている。この暗さと静けさはとても落ち着く。ラグジュアリーさも漂っていて雰囲気は抜群。
カプセル内はやや広め。フラットなデザインでスッキリとしている。枕・マットレスは寝心地が最高。ふかふかとしていて頭や体にジャストフィット。
壁には薄型テレビ・鏡・ハンガー・ミニ金庫、そして……
どデカい目覚まし時計!
一瞬なんの装置なのかわからなかったが、よく見てみたらデジタル掛け時計だった。
迫力のあるアラーム音が鳴り響きそう。もしかすると騒音になるかもしれないので、結局目覚まし機能を使うことはなかった。
朝はアメニティバッグやスリッパ、鍵などを返却箱に入れて簡単チェックアウト。思っていたよりも快適に過ごすことができて大満足。
東京ビッグサイトはもちろんのこと、ディズニー・お台場へもアクセス抜群で1泊3500円は神コスパ。東京観光の拠点としてかなり使えるので、気になる人はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称 東京有明ベイホテル
住所 東京都江東区東雲2-10-17