
皆さんは、「最後の一滴」をご存じだろうか。オシャレな飲み物の名前みたいだけど、新潟県で作られている鮭の魚醤のことだ。県内に住んでいると時折名前を耳にする。
実は筆者、今までに魚醤というものを食べたことがない。魚からできた醤油っていったいどんな味がするんだろう。
クセがあるって聞いたことがあるけど、本当においしく食べられるのかな。
よし、新潟県民として人生で初めて味わう魚醤は最後の一滴にしよう! ということで、実際に食べてみたところ……え、なんかイメージと違ったんですけど!?
・いざ、初魚醤
こちらが県内のお土産屋さんで販売されていた「最後の一滴」。
今回は100ml入りの瓶を購入したが、調べてみたところ50ml入りや200ml入りの瓶もあるようだ。価格は税込865円だった。
最後の一滴を開発したのは、なんと「新潟海洋高校」の食品研究部に所属する高校生たち。
高校がある糸魚川(いといがわ)市で産卵をし、力尽きてしまった鮭たちを丸ごと発酵させて作っているそうだ。
「最後の一滴」という名前には、「糸魚川で最期を迎える鮭を大切に使いたい」という思いと「料理の最後に使うとおいしい」という意味が込められているんだそう。ネーミングセンスが素晴らしすぎませんか……?
それではさっそく開封してみよう。瓶の蓋を開けてみると……
おぉ、なんか独特な香りがする!!
例えるなら、オイスターソースと醤油の香りが混ざったみたいな。とにかく、これまでにあまり嗅いだことのないタイプの香りだった。
小皿に出してみるとこんな感じ。色は普段使っている大豆の醤油と比べるとちょっと薄めだ。
それではさっそく王道の醤油ごはんでいただいてみよう。白米にかけてみると、色の薄さがより際立つな。口の中に入れてみると……
──うお!? しょっぱさが結構強めだな……! あっさりとした見た目に反して、しっかりと塩分を感じる味だ。
これはこの後喉が渇きそうだなぁ、などと思いながら食べ進めていくと……ふとあることに気が付いた。
──あの香りどこいった?
さっき気になったオイスターソースと醤油が混ざったような香りが一切感じられない。あれだけ強い香りだったから、てっきり風味も強めだと思ってたのに……!
原材料名のいちばん最初に「さけ」って書かれてたからもっと魚みたいな味がするのかと思ってたけど、そんな要素も全然なかったし。
「魚醤にはクセがある」っていう先入観のせいでつい身構えちゃってたけど、なんだかいい意味で想像と違う味だったな。
クセらしいクセがないおかげで、普段使っている醤油と同じように抵抗なく食べることができた。これは初めて味わう魚醤としては大正解だったかもしれない。
・他の食べ物とも合わせてみた
せっかくだし、他の食べ物とも合わせてみよう。まずは豚肉と一緒に炒めてみた。
うん、これも結構しょっぱい味……! お米と合わせたらあっという間にお茶碗が空になりそうだ。
醤油ごはんと同じく、入れた醤油の量に対してしっかりと味がついていた。酒やみりんで味を調整したらもう少しまろやかになるかな?
続いて豆腐と合わせて冷ややっこにしてみる。これもダイレクトにしょっぱいのかな、と思っていたら……
お、これは豆腐のまろやかさと水分で中和されてちょうどいい味になってるかも!
ごはんや豚肉と違い、醤油がかかっている部分が表面だけなのも大きいかもしれない。適度な塩分で最後まで物足りなさを感じることなく食べることができた。
最後に、公式レシピブックでおすすめされていたドレッシングを作ってみよう。
材料はオリーブオイルがティースプーン3杯分と、最後の一滴がティースプーン1杯分。お好みでレモン果汁やはちみつ、こしょうやバルサミコを入れてもおいしいそうだ。
これをよく混ぜ合わせ……
サラダにかけてみると……
うわウマ……!! オリーブオイルの風味の中にまろやかな醤油の味が溶け込んでいて、すっごくオシャレな味だ。
個人的に単品ではちょっと物足りない気がしたので、追加で塩を少しだけ加えてみたらちょうどいい味になった。
おいしすぎて野菜があっという間に消え去ってしまった。混ぜるだけでいいのもポイントが高い! これはまた作ってみよう。
・最後の一滴まで使い切れる
いろいろな食べ方を試してみた結果、最後の一滴は「ちょっとしょっぱさが強めの醤油」という感じだった。
これならお土産として人に渡しても、それこそ最後の一滴まで使い切ってもらえるんじゃないかな。醤油なんてなんぼあっても困りませんしね。
こだわりと鮭への想いが詰まった醤油、「最後の一滴」。新潟を訪れた際は、是非手に取ってみてはいかがだろうか。
参考リンク:株式会社能水商店
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
うどん粉
















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