【5万円海外旅行】航空券込み5万円以内で「セブ島2泊3日」行けんのか!? 試してみたら奇跡が起きた!(3ページ目)※1ページ目はコチラ

2泊3日セブ島の旅の2日目は、絶対に海に行くと決めていた。海を楽しむためにセブ島に来たからだ。


調べてみると、一般的にセブ島のリゾートエリアと呼ばれるのは、空港のある「マクタン島」を指すらしい。


この島に高級リゾートなどがズラリと並び、プライベートビーチをはじめ、ダイビングなどもできるという。


嬉しいことに、リゾート宿泊者ではない旅行者でも利用できる「公共ビーチ」も存在するので、最初はマクタン島の海を満喫しようと思っていたのだが……


いろいろとネットの口コミを調べてみると、マクタン島の公共ビーチ、あまり評判がよろしくない。


海が汚いだとか、サービスが悪いだとか、なかなか荒れ気味なレビュー欄。う〜ん、どうしよう……と思った私は──


まずは早朝、ホテルを出て、近所にあったマクドナルドに向かった。その目的はただひとつ。


前回のマニラ旅で感動した「パンデサル(フィリピン定番のロールパン)」を使った朝マック『チーズィー エッグデサル(Cheesy Eggdesal)』を食べるため!


ところが!!!


パンデサルの朝マックがない……。もう時間的に終わってしまったのか……? それともこの店舗は朝マックが無い? 食べたかったな、パンデサル……。



仕方ないので、これまた近所にあった中華チェーン「ChowKing(チョーキン)」で腹ごしらえ。


前から食べたいと思っていた「パンシットカントン(75ペソ / 202円)」なる麺料理と、おなじみのスイーツ「ハロハロ(ミディアム・90ペソ / 242円)」を注文。


パンシットカントンは、なんというか……“チャーハンの味がする焼きそば” であったが、これはこれでジャンクにウマい。


また、ハロハロは当然ながら激ウマだった。個人的にはフィリピンのチェーン店ハロハロなら、チョーキンのハロハロが一番好きだ。



んでもって、おなかいっぱいになった私は、そのへんの売店で水(15ペソ / 40円)を買ってから、


セブシティ中心部の西のほうにある「南バスターミナル」に行ってみた。そしてカウンターで購入したのは、


セブ島南部にある「アルコイ(Alcoy)」行きのバスチケット。価格は224ペソ(603円)だった。


なぜアルコイを目指したのかというと、「ティンコビーチ(Tingko Beach)」なる穴場の公共ビーチがあるとの情報を入手していたからだ。


なんでも、ほとんど地元の人しか来ない美しい白浜のビーチらしく、利用料金などの情報も見当たらない。いくらかかるのかは不明だが……


イチかバチか、長距離バスで向かってみた!



車内はエアコン付きで実に快適。


そして出発から1時間半ほどすると……


わあっ!

\(^o^)/ 海だ〜 \(^o^)/


そんなこんなでバスに乗車してから4時間(!)後……


ついに「アルコイ」に到着!


近くの売店で小さいコーラ(15ペソ / 41円)と500mlの水(15ペソ / 41円)を買ってから、


近所の人にビーチへの行き方を教わって、その通りに進んでいくと……


なんということでしょう!


貸切やん!


しかも、その辺にいた地元の人に、公共ビーチの利用料金について聞いてみると「フリー(無料)」と言うではないか!

※今後どうなるかは不明


荷物が心配だったけど、誰もいないので、その辺に置いておいても問題ないし、

※もちろん、何かあったらすぐに駆けつけられる距離感を保ちつつ、常に注意しておく。


白い砂浜に、


澄んだ海。


1時間ほど、セブ島の海を思いっきり満喫した!


本当に来て良かったティンコビーチ!!

なお、途中から地元の人たちも徐々に集まってきた(2組、5人くらい)が、誰一人として料金を支払っている人はいなかった。本当に穴場中の穴場なのかもしれない。



もう海は思い残すことないくらい満喫したので、あとはセブ・シティ中心部にある我が宿に帰るだけ。


と、ここでひとつの出会いがあった。


特に「ここ」というバス停がないので、「だいたいこのへんかな」という場所で帰りのバスを待っていると、綺麗な女性に英語で話しかけられた。


しばし話すと「あれ? 国籍は?」となり、日本人であることを伝えると、なんと彼女、旦那様が日本人で大阪在住、もちろん日本語もベラベラだ。


まさにこのあたりに実家があり、今たまたま帰省中の彼女は、私に対し「なんでまたこんな遠い場所に1人で(笑)」と驚いていた。


その後、彼女は、親戚らしきおばちゃんに椅子を持ってこさせ「バスはまだ来ないから座って待つといい」と私を丁重におもてなし。


そしてようやくバスが来た時、「ありがとう!」と感謝の意を伝える私に対し、「これ食べて行きな! 旅、がんばって! 楽しんで〜!!」とビニール袋を手渡してくれたのだが……


車内で封を開けてみると──


バナナと、パンデサルが入っていた……! まさに今朝、食べたいと思っていたパンデサル!


あまりの優しさに、思わず泣きそうになってしまった。もしも泣いたら涙で塩味になるかもだけど、パンデサルはほんのりと甘く美味しかった。


美人のお姉さま、本当にサラマッポ(どうもありがとう)ございました!


ちなみにバスの料金は、乗車時に現金で支払う。価格はセブシティまで220ペソ(595円)。


んで、出発から約3時間後──


バスは出発地である「南バスターミナル」に到着。あとはメシを食って宿に帰るだけ。よ〜し、最後の力を振り絞って、もうちょい歩くぞ!




やがて、行ってみたいレストランが入っているショッピングモールに到着。モール内を探索すると……


ダイソーがなぜか2軒も入っていた。


しかし、特にめぼしい商品は見つからなかったので100均パトロールは早々に終わらせたのだが、行きたかったレストランが閉店して(つぶれて)いることが判明したので、また別のショッピングセンターまでテクテクと徒歩移動。


そしてようやく2日目のディナー地「ORANGE BRUTUS(オレンジブルータス)」に到着!


なんでもこの店、セブ島発のファーストフード店で、なんとあの有名な「Jolibee(ジョリビー)」よりも歴史が古いのだとか。


注文したのはステーキセット(150ペソ / 405円)!


鉄板ジュージューの、グツグツ状態で出てくるぞ!


して、そのお味は……


うん、まあまあ……かな(笑)


その後は、宿まで徒歩移動。途中、ガソリンスタンド内のコンビニにて、2種類の水(15ペソ / 40円 & 16ペソ /43円)と、恒例のコーラ(45ペソ / 120円)を購入。


今日は本当に充実した1日だった。これにて怒涛の2日目が終了。最終日(3日目)は、次ページ(4ページ目)にて!


執筆:5万円バックパッカー・GO羽鳥
Photo:RocketNews24